2011年05月の記事


「アルカーサル」
<<スペイン>>--トレド--


こちらはトレドの街の丘の上に聳える、アルカーサルの軍事要塞の偉容。

前出のサンタ・マリア・デ・トレドの大聖堂と並んで、この巨大な要塞の姿も、タホ川を挟んだ高台から遠望出来るのだ。

11世紀に起こった、レコンキスタ(国土回復運動)の中で、アルフォンソ6世によって、建設された軍事要塞である。

1936年のスペイン内戦では、フランコ軍が此処に立て篭もったが、現在の建物は内戦後に再建された物で、4つの尖塔が印象的である。

現在は軍事博物館になっており、此処にタホ川の水を汲み上げる装置を発明をした時計技師の、複雑なミニチュア装置が展示されている。
コメント (0)

「サンタ・マリア・デ・トレド」
<<スペイン>>--トレド--


スペインのカトリック教会の総本山であるカテドラル(大聖堂)の雄姿。

この壮大な教会はトレドの街を散策していても、至る所からその荘厳な尖塔を仰ぐことが出来る。

1226年に着工し、1493年に完成したから、257年もの長い年月を費やして完成したことになる。

聖堂内部には、エル・グレコの「聖衣剥奪」などの名画が展示されている聖器室や、イサベル女王の王冠などが見られる宝物室、黄金色の中央祭壇など見るべき物が豊富である。

バルセロナのサグラダ・ファミリアもそうであるが、これらの大聖堂は、気の遠くなるような長い年月を掛けて建設された物が多く、これらの建造物を可能にする宗教心の強さには、いつも驚かされるのである。
コメント (0)

「古都をバックに」
<<スペイン>>--トレド--


トレドの街を一望出来る高所で、相棒とのツーショットを撮ってもらった。

この写真は、ガイドの女性が撮ってくれた一枚である。

それにしても、私の顔といい手といい、なんとゴル焼けをしていることか。

流石にガイド嬢は、此処に何度も来ているらしく、この場所での記念写真が映えることを知っているのである。

相棒は、私より11才若く、この時は上場会社の役員をしていたが、今年6月の株主総会で引退するとの事。

やっと会社の状況を気にせずに、我々と共に旅行のベストシーズンに、旅行が出来るようになることだろう。

我が侭なようだが、引退後はまだ元気な内に、自分のための時間を過ごせる事が出来る様になるのが理想的な人生なのではないだろうか。

年は違っても、共に同じ趣味を持つ者同士が、旅の思い出を語り合いながら、末永く付き合えるのは有難い事である。
コメント (0)

「古都トレド③」
<<スペイン>>--トレド--


更にカメラを少し左に振った、街の光景その三。

いずれどの光景も、見応えのある街の佇まいである。

こんな高台にあるトレドの街が、どうしてこんなに栄えたのか不思議に思っていたが、先日のBSテレビ「世界の水紀行」でトレドの特集を見て初めてその謎が解けた。

この街の繁栄には、手前に有る、スペイン最長の川、タホ川が大きく拘っているとの事であった。

この水量豊富な川の水を、どうして遠方に鐘楼の見えるカテドラル(大聖堂)や、サント・トメ教会に、組み上げる事が出来たかは、街の開発に従事した一人の時計技師の発明による所が大きいのである。

1565年、当時の王フェリペ二世の命により、街の時計技師フアネロ・トゥリアノが、タホ川の水力を利用して、24時間稼動する巨大な水の汲み上げ装置を開発したのだ。

今でもその装置の模型が、アルカーサルの軍事博物館に展示されており、その装置の精巧さに驚かされる。

この装置の開発には、5年という年月が掛ったと言うが、世界には頭の良い人がいるものだと、舌を巻いてしまうのである。
コメント (0)

「古都トレド②」
<<スペイン>>--トレド--


街全体が世界遺産の古都トレドの中心部の景観。

タホ川の先に広がるこの街の景観を見た時、そのすばらしさに思わず絶句してしまったものである。

なんと言う街の佇まいであろうか、嘗て様々な国を訪れ、感動する光景を見て来たが、街を一望出来るこの場所から眺める古都のすばらしさは、筆舌に尽くしがたいものであった。

向かって右側に見える高い建物は、11世紀にアルフォンソ6世によって建造された軍事要塞アルカサールである。

1936年のスペイン内戦では、フランコ軍が此処に立て篭もったとして知られており、現在では軍事博物館として公開されている。

その左に見えるカテドラル(大聖堂)は、スペインの主席大司教座がある大教会であり、スペインにおけるカトリック教会の総本山である。

そして左端の突塔の有る教会は、サント・トメ教会であり、エル・グレコ作「オルガス伯爵の埋葬」の名画が内部に展示されており、その大作を心行くまで鑑賞したのであった。

この限られた都市の中に、これだけ世界遺産が凝縮されている街も珍しいのではないだろうか。
コメント (0)

「古都トレド」
<<スペイン>>--トレド--


クエンカからバスで約二時間半で、かの有名な世界遺産の街トレドに到着した。

トレドは古代ローマ時代から、要塞都市として栄えてきた街である。

ガイドの話だと、スペインでは、トレドを見ずして死んではいけない、と言われているほど、風光明媚な景観の街であるという。

タホ川に抱かれるような地形の都市として栄えてきたトレドは、イスラム統治時代は、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教という3つの宗教が共存したことで、独特の文化と街並みを生んだことで知られている。

高名な画家グレコもこの街で生まれ、数々の名画を描き、此処で没したことで知られている。

しばらくは、この見晴らしの良い対岸の高台から眺める、トレドの街の180度を、右から順にカメラを移動して、3箇所の視点からご覧頂こうと思う。
コメント (0)

「ちょっと一服」
<<スペイン>>--クエンカ--


食事を終えて、皆が食べ終わる間、レストランのオープンテラスで一服した。

ちょっと店内は冷房が効き過ぎていて、外の椅子で通りを見ながら休憩していた。

このおじさんも室内が寒過ぎるのか、外に出て来て休憩する場所を探しているようであった。

外は日差しが強いが空気が乾燥しているので、日陰だと丁度良いくらいである。

ヨーロッパに来るといつも思うのだが、歩道が実に広く、こうした屋外のオープンテラスが多いことである。

日本は道路が狭いから、こんなゆとりの有る歩道は出来ないのだろうか。

さて、これから食事をした後は、景勝地で有名な、古都トレドに向かうのである。
コメント (0)

「マス料理」
<<スペイン>>--クエンカ--


クエンカの街の見学を終えて、レストランで食べたクエンカ風マス料理。

メインディシュが、この鱒一匹だけだと、ちょっと物足りない感じがするが、前菜などを食べた後の私には丁度良い量という感じがした。

一緒に頼んだ果実酒のサングリアと、良く合う味であった。

スペイン料理には、何にでもオリーブ油をふんだんに使うのが常識で、このカレーのような色をしたタレも、オリーブオイルと独特の味付けをしたドレッシングである。

お蔭で帰国した後も、サラダに限らず色々な料理に、オリーブオイルを掛ける習慣が付いてしまった。

余談だが、オリーブオイルは、便秘解消の特効薬であると言う。
コメント (0)

「定例会」
<<日本>>--東京--


昨晩はいつものメンバーが集まり、恵比寿で楽しい一時を過ごした。

こうして、現役組、引退組みの隔てなく、気心が知れたメンバーが、旅を語り、国の行政を語り合うのは楽しいものである。

いずれも皆60才を過ぎたメンバーではあるが、その中でも私が最長老ということになる。

しかし健康上の問題をそれぞれ皆多少は抱えているにしても、こうして元気に飲み食い語る事が出来る機会が有る事は、有難い事である。

いつまでもこのメンバーで、世界の旅を楽しむ事が出来る事を願って止まない。
コメント (0)

「ムードのある店」
<<スペイン>>--クエンカ--


食事が運ばれてくる間撮った店の中の様子。

裸電球が照明の店の奥がバーになっており、地元の常連客の溜まり場みたいな雰囲気である。

最近は日本でもこんな凝った店が多くなってきたが、本場の雰囲気は一種独特のムードが有る。

スペインは昼間の時間が長いから、ランチをのんびりと摂り、その後は午睡の時間である。

日本のように午後一時から直ぐに仕事に取り掛かると言う事は、一部のビジネスマンを除いては、あまり無いようである。

だからランチタイムでは、こんなお店で、結構アルコールを飲むチャンスも多いのであろう。
コメント (0)

「レストランへ」
<<スペイン>>--クエンカ--


クエンカの街で、昼食を摂るために入った店。

此処は鱒料理で有名な店だという。

魚の鱒が、いったいどんな風に料理されて出てくるのか、ちょっと楽しみであった。

肉料理が好きな私だが、矢張り魚は体に良いと思うから、久々の魚主体の料理に期待したのであった。

一応店の名前を憶えて置きたいために撮った一枚である。
コメント (0)

「下町の光景③」
<<スペイン>>--クエンカ--


流石に曲がり角にこんなに駐車していると迷惑らしく、取締りのお巡りさんがやって来た。

立派なハーレーのバイクが置いてあり、その後ろには赤い車が駐車している。

更にバイクの若者が駐車しようとやって来たようだが、お巡りさんが居るので、ためらっている様子。

何処の国も、街中では駐車するのに苦労するようである。

買い物袋を提げた女性など、雑多な下町の光景は、人間模様に溢れている。
コメント (0)

「下町の光景②」
<<スペイン>>--クエンカ--


同じクエンカの街でも、岩山の上の歴史のある古い街と下町では、こうも違うかといった光景である。

曲がりくねった道の脇には、駐車した車やバイクが雑然と駐車されていて、走っている車と見分けが付かないくらいだ。

日本と同じように、山の手と下町では、様子がかなり異なっているといった感じである。

大聖堂などが沢山存在する、静かな歴史を醸す古都も良いが、活気の有る下町の風情も捨てたものではない。

街を歩く人々が飾らずラフなスタイルなのも、親近感を感じるのである。
コメント (0)

「下町の光景」
<<スペイン>>--クエンカ--


やっと戻って来たクエンカの下町の光景。

岩山の上の古いクエンカの街並みと違い、矢張り新しく開けた街だけに、活気が有り現代的な匂いがする。

店の垂れ幕には、全ての物が50%引きと書いてある。

隣のバザールは、便利な物を扱っている市場だと店の看板には書いて有るが、スペインだけに、雑貨だけでなくギターなども売っているようである。

熱々のカップのが、体を寄せ合って歩いているが、西洋では当たり前のシーンと言った所だろうか。
コメント (0)

「帰り道②」
<<スペイン>>--クエンカ--


クエンカ観光を終えて、街の下で待機しているバスまで戻るのは結構きつい。

だらだらと続く道は、アスファルトではないのでちょっと歩きにくい。

しかしこうした道路まで、石畳である事は、さすが石の街であると言えるだろう。

左に見える山際に建つ石塀と大きな家も、石造りで立派な物である。

こちらを振り向いたお嬢さんは、とてもチャーミングだったので、親しく話を交わしたのであった。
コメント (0)

「危なっかしい家」
<<スペイン>>--クエンカ--


クエンカ観光の帰途見掛けた、支柱を施した家の珍しい光景。

何とも危なっかしい、応急処置で支えている家である。

こんな補強でこの家は持っているのだろうか。

地震の多い日本では、到底考えられない家の補強工事の実態を見た感じがした。

しかもこの家も、他の家と同様、岩盤の上に建てられている家なのである。

つい珍しい家の状態を見て、思わずカメラを向けてしまった。
コメント (0)

「大聖堂の前で」
<<スペイン>>--クエンカ--


大聖堂の前で、現地ガイドのマリオ君とのツーショット。

気さくでイケ面の彼とは短い間であったが、すっかり仲良しになった。

彼は丁度私の息子ぐらいの年頃であろうか。

こうして現地の人間と直に話をするのが、旅の何よりの楽しみであるように思える。

パック旅行で日本人だけで、行動を共にするのも悪くは無いが、私はそこに住む人々とスキンシップで色々と話し合うのが、何よりの旅の醍醐味だと思っている。
コメント (0)

「お伽の車」
<<スペイン>>--クエンカ--


クエンカの街の中を走る観光用の観覧車。

今日のこどもの日に合わせた訳ではないが、お伽の国からやって来たような、夢の有る楽しげな観光用の車が来た。

この街には、こんな手作りの車が似合うような街並みである。

この観光列車に乗ってクエンカの街を巡ったら、、どんな光景が展開するのか、童心に還ってちょっと乗ってみたい感じもしたのであった。

恐らく我々が見て歩いたのは、クエンカの街の、本の一部であった事であろう。
コメント (0)

「大聖堂の内部②」
<<スペイン>>--クエンカ--


クエンカの教会の内部の様子、その2。

此処の教会は内部がぐるりと一巡出来るようになっており、随所にこのようなミサを行う祭壇がある。

ステンドグラスから差し込む太陽の光で、黄金色に輝く壁面が眩く綺麗だったので、もう一枚撮ったのだが、ここでマリオ君から、撮影は禁止されていると言われ、後の部分は撮影出来なかった。

何処の教会もそうであるが、暗い内部に、実に計算されて外光を取り入れるように工夫されているのが、すばらしいと思った。

聖堂の中が、あまり明る過ぎないのも、重厚な感じがして良いのかもしれない。
コメント (0)

「大聖堂の内部」
<<スペイン>>--クエンカ--


クエンカの教会の内部の祭壇の様子。

写真を二枚ばかりこの内部で撮った所、現地ガイドのマリオ君から、此処の中は撮影禁止ですと言われて、止めたが、その中の一枚である。

クリスチャンで無い私には、これらの立派な彫刻が、皆同じように思えてしまうが、いずれも立派な物だと感心する。

このような祭壇が、聖堂の内部には幾つか有り、ミサの時は果たしてその中のどれを使うのかは、知る由も無い。

今までヨーロッパの様々な大聖堂を見てきて、果たして大聖堂と名の付くカテドラルは、一体幾つ有るのかと、疑問が湧いたものである。
コメント (0)

「広場にて」
<<スペイン>>--クエンカ--


街の散策を終えて再び元の広場に戻って来た。

広場の真ん中に佇んでいるこの女性は、観光客なのだろうか。

観光客にしては、荷物を何も持っていないのが、ちょっと気になる。

此処クエンカのホテルに滞在していて空身で街を散策しているのかもしれない。

街の住人にしては、衣装が余所行きのような感じがするからだ。

余計な詮索をするのは止めにして、街の広場の点景として、カメラに収めさせて貰った。
コメント (0)