「ジェゴグ・チャンプル」
<<インドネシア>>--バリ島--


かなり暗い舞台の中で、蝋燭の光だけで踊られる、ケチャ風ジェゴグ。

新進気鋭のスアラ・サクティ楽団によるケチャとジェゴグを混ぜ合わせた、新しい試みの踊りである。

ケチャはご存知の如く、バリ島で昔から踊られている、猿の群集を模したケチャ・ダンスの事である。

通常は、楽器などを一切使わずに、裸の男達のチャ・チャ・チャ・チャと言う掛け声だけで踊られるのであるが、此処ではジェゴグと、笛、そして人の掛け声をミックスして、踊られていた。

チャンプルとは「混ぜ合わせる」の意味であり、日本でも沖縄料理のゴーヤ・チャンプルなど、ゴーヤと豚肉などを混ぜて作られた料理などで知られている。

チャンプルは、中国風に言えば、チャンポンの事であり、言葉とは長い歴史の中で、他国から伝承したものが多いようである。

ほとんど薄暗い舞台なのであるが、ストロボを炊いて撮影した。