2019年08月の記事


「静寂」
<<日本>>--新座--


ひっそりと佇む平林寺本坊の光景。

暑さを感じさせない綺麗に掃き清められた中庭の中に、本坊が有った。

此処平林寺では、禅の修行をする若い修行僧が毎日修行にいそしんでいる。

彼等の毎日の食事は、広い寺社内にある田畑で育成された農作物による、自給自足の精進料理である。


時期によっては、一般人が此処の宿坊で寝泊まりをして、禅修業をすることが可能であるという。

俗世を離れて人間修行をしてみたいものだが、自分の現在の体調を考えると、とても現実には実現不可能と言わざるを得ない。

此処本坊の右側の部屋はどうやら料理部屋の様である。

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「納屋」
<<日本>>--新座--


禅寺で知られた埼玉新座市にある平林寺を訪れた。

広大な境内を散策していると、竹林の前に苔むした麦わら屋根の納屋を発見した。

納屋の中には昔使われたであろう農機具や機織り機などが収納されていた。

納屋の外には室内に入り切れない大八車や荷車などの部品などが置かれていた。


この光景を見て嘗て私が少年時代に、新座市の本田技研の社宅から現在の居所まで、移転するのに、親戚の馬車の荷台に家財道具と一緒に乗って引っ越して来たことを思い出した。

車が交通手段の主流である現代では、とても考えられない光景であったろう。

そう言えば、当時の交通ルールの標語に、「人は右側、車馬は左側」と言うのが有ったが、この車馬とは車と馬車が昔の交通手段であったのだから、面白い。

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