2012年10月の記事


「見張りの警官」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


聖母マリア教会の付近を警戒する、警官と思しき人々。

名所旧跡の有る所では、絶えずこのような周囲を警護する警官がたくさん居た。

教会の内部に入るのにも、不振物などを持っていないか見張っている。

しかし銃も警棒も持っていない彼等は、どこと無くのんびりしていて、風貌も厳しさをまるで感じない。

此処に限らず、あちこちで警官や軍人の姿を見掛けたが、彼等の態度が間延びしていて、平和な現在のベトナムの環境の良さが感じられた。

ベトナム戦争終結から37年、戦争体験の無い若い警官に、緊張感が無いのは良い事なのであろう。
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「礼拝堂」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


聖母マリア教会の礼拝堂の全景。

ヨーロッパのローマン建築の様子を、色濃く残しているこの教会内部は、西欧の教会と比較しても決して見劣りのしない堂々たる物である。

ただ西欧の教会に比べ、イエス・キリストの像は高く掲げられては居るものの、祭壇周辺は実にシンプルで、余計な装飾や彫像などが無いのが特徴と言えるだろう。

西欧の教会内部の様子を数多く見てきて、それらの様子を何枚もこのページに載せてみたものだが、どれも黄金に輝く彫像などで煌びやかに飾られていたが、此処の祭壇は実にあっさりとしている。

その理由がどうしてなのかは、知るよしも無い。
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「ステンドグラス」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


聖母マリア教会の入口を入って、直ぐ左手にある、ステンドグラスの壁面。

どういう意味なのか分からぬが、区切られた区画の中に、壁面一杯に様々な字が書かれている。

これは、この教会を作るのに尽力した人々の言葉を綴った物なのだろうか。

中にはフランス語で、メルシー(感謝)の意を表す言葉も見受けられる。

ステンドグラスの、外光を通して映える美しさを表現した写真も有るが、壁面の文字が面白いので、敢えてストロボを炊いて、文字やマリア、キリスト像などを写し込んでみた。
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「聖母マリア教会」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


ホーチミン市内観光で、最初に訪れたのは此処であった。

ベトナムがフランス領であった1880年に、フランスから取り寄せた建材を使用し、ローマン様式に作り上げた教会である。

レンガを刳り貫いた通風孔を設けるなど、ベトナムの気候に合わせた工夫が、随所に施されている。

ベトナムに来て、このようなヨーロッパを訪れているような錯覚を覚える建築物に、お目に掛るとは思わなかった。

聖母マリアの像が、如何にも慈愛に満ちているように感じられたのであった。

ベトナム戦争当時も、この建物が破壊されずに残ったのは、不幸中の幸いであったと言えるだろう。
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「逆走」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


右側通行の車道に、割り込んで逆送するバイクの姿。

ベトナムは、嘗てはフランス領だったから、車は右側通行である。

その右側走行車線に、どう言う訳か、逆送しているバイクが2台ある。

走行車線を走っているバイクたちは、警報を鳴らしながら、それでもこの2台のバイクを巧みに避けながら走っている。

しかも右端の逆走者は女性であるから恐れ入る。

政府はバイクによる交通事故が絶えないので、ヘルメットを着用しないドライバーは、厳罰にしたことから、流石にノーヘルメットのドライバーは居ない。

こんな走るバイクの様子を見ていると、絶えずハラハラドキドキで、肩が張ってしまうのは、私だけではなかったようである。
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「信号待ちのバイク群」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


交差点の前で、信号が青に変るのを待つバイクの群れ。

我々の乗るバスが、交差点を通り過ぎる時に撮った写真である。

このように信号機が有る交差点は、横断歩道を渡るのに心配は無いが、信号機の無い横断歩道が大半を占める街中での横断は、命がけとなる。

まだラッシュアワー前なのにこの有様だから、ラッシュの時は推して知るべしである。

昨晩は15年前にホーチミンに行った従弟が、我が家に飲みに来たが、当時はほとんどが自転車であったと言う。

大きなロータリー交差点で、渦を巻くようなバイクの洪水をビデオで見た従弟が、その凄さに何故事故が起こらないのかと驚いていた。

この調子で高度成長を遂げるベトナムは、あと10年後には、このバイクが車になるのであろうか。
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「バイクの群れ」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


空港でバスに乗って、市街地に出ると、直ぐにこのような光景に出くわした。

現地ガイドのアンさんによると、まだ3時ごろなので、ラッシュアワーではなく、4時過ぎた頃からどんどんバイクの数は増えるのだという。

我々の乗るバスの前や横に、これらのバイクはどんどん割り込んで来て、バスのドライバーも絶えずクラクションを鳴らし続ける。

ホーチミン市は、嘗てのサイゴン市であり、ベトナム戦争当時は激戦地区でもあった。

今ではちょっと街を見る限りでは、戦争の爪跡は感じられないが、それでも下半身の無い人が、歩道を這いながら進んでいる姿を二人ばかり見た。

そんな光景を眺めながら、私はニューヨークのブロードウェイで見たミュージカル「ミス・サイゴン」の悲恋物語を漠然と思い起していた。
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「ホーチミン空港」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


ベトナムの玄関口、ホーチミン空港のエアポートの光景。

今回のフライトは、朝早いのにも拘らず、飛行機が満席で、私が希望する窓際の席は取れず、真ん中の通路側となってしまったため、窓の外の様子は全く見えず、退屈な飛行時間となってしまった。

なので、前の座席の背もたれに埋め込まれているテレビ画面で、到着までの間、映画を2本も見てしまった。

ホーチミン空港は、流石にベトナムの代表的空港なので、とても綺麗である。

此処でチェックアウト後、現地ガイドと落ち合い、バスにて早速ホーチミン観光となるのである。

写真をページに載せる際、我々と一緒に写真を撮った若い女性の二人組が、右端に偶然写っているのを発見した。
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「ベトナム航空VN301」
<<千葉>>--成田--


我々の搭乗を待つ、ベトナム直行便の雄姿。

この便は、成田離陸予定が朝の10時であり、一路ベトナム・ホーチミンへと向かう。

ホーチミン到着予定が現地時間の14:15分だから、日本との時差が2時間遅れを入れると、飛行時間は、6時間15分となる。

従って現地はまだ昼間なので、到着後は、直ぐに市内観光とディナークルーズとなり、初日からかなりのハードスケジュールである。

最近女性カメラマンが、一眼レフデジカメを引っさげて空港まで出掛け、飛行機を撮影するのが流行っていると、今日の朝刊で知った。

彼女達の事を称して、飛行機に萌える「空美」、空ガールである。

撮影対象のお気に入りの飛行機の色は、ブルーだと言うから、このベトナム航空の色も、お気に入りの一つなのかもしれない。
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「旅立ちの朝」
<<千葉>>--成田--


成田空港第一旅客ターミナルの、ベトナム行き搭乗ゲート入口で、搭乗開始を待つ人々。

今回の旅行は、ベトナム航空のホーチミン行きの直行便での出発であった。

朝の8時チェックイン開始の早い便であったので、家を出たのは珍しく早朝の5:30分であった。

ベトナム航空のチェックインカウンターで、旅友二人と待ち合わせ、チェックイン後は、早速今回の旅の成功と無事を祈って、ビールで乾杯となった。

毎回海外に出掛ける度に思うのであるが、出発前のこの空港での時間帯が、まだ見ぬ国への期待感で胸が膨らむ至福の時であるように思えるのである。

さて今回はどんな旅になるのであろうか。
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「一期一会」
<<ベトナム>>--フエ--


「ベトナム縦断世界遺産紀行」と銘打った旅から無事帰国した。

今回は旅友3人との旅であったが、幾つかの小さなトラブルは有ったものの、雨にも祟られず楽しい旅をすることが出来た。

ベトナムは今の時期、まだ雨季の最終段階だから、二度ばかり激しい雨が降ったが、幸い観光中に雨に降られて濡れる事は無かった。

その意味では、晴れ男の私の面目躍如と言った所だろうか。

さてこの記念写真は、ホイアン市内観光の後、フエにてベトナムの宮廷料理を食べた時、たまたま我々の席と隣り合わせた若い女性二人と意気投合し、食後の記念写真となった時のものある。

恐らく今後二度と会う事の無い、我々の娘か孫くらいの彼女たちとの晩餐の思い出として撮影し、帰国第一声の記念として、ページに載せる事を彼女達と約束したので、ご披露した次第である。

今回の旅では、若い年代が国民の中心であるベトナムの、活気溢れる現状がお分かり頂ければ幸いである。
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「二人」
<<スペイン>>--セビリア--


ひまわり畑の中で、お互いに記念写真を撮り合う若いカップルの姿。

彼等は我々のツアーメンバーの中でも、最年少のカップルのようであった。

自分たちの背丈ほども有るひまわり畑の中の二人は、とてもロマンチックなムードを醸しているので、高い位置から、花の中の二人を狙ってみた。

物語の主人公のような、爽やかな2人であった。


<お知らせ>

また一週間ばかり日本を留守にします。
帰国後は、あらたに新シリーズを立ち上げたいと思います、ご期待下さい。
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「見渡す限り」
<<スペイン>>--セビリア--


はるか地平線の彼方まで、ひまわりで埋め尽くされた壮大な光景。

ちょっと寄り道をしたが、再びスペインシリーズに戻った。

これだけ広大なひまわり畑を、花の時期が過ぎたら、一体どのように始末するのか気掛かりになるほどの一面の花である。

これらの花が、一様に同じこちらを向いているのが、また何とも壮観である。

これらのひまわりは、種から油でも摂るのであろうか。

活用方法の分からない私には、ただあっけに取られて、この光景を眺めるだけであった。
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「花売り娘」
<<日本>>--銀座--


夜も更けて、前出の裏通りの交差点も、夕暮れ時とはがらりと様変わりした。

我々もそろそろお開きにしようと思う時間となり、道路には帰宅を急ぐ銀座族のタクシーが走り抜ける。

昔は、こんな裏通りの街角に、花売り娘や露店の花売りが出たものだが、最近は軽トラックの屋台になったようだ。

銀座の花売り娘は、昔懐かしい流行歌にもなったくらいで、それが今でも続いているようである。

私も現役時代は、行き付けのスナックのママさんの誕生日や開店記念日などには、こんな街角の花屋から花を買って持参したものである。

しかしこうして、街角の屋台の前で、お客を待つ若い花売り娘の姿を見ると、何がしかの哀愁を感じるのは、秋の宵だからであろうか。
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「余興②」
<<日本>>--銀座--


仲間の帽子姿の後は、私の番である。

こんな帽子を被った事の無い私は、矢張り冗談とは言え、実に照れ臭い。

最初自分で被って見たが、帽子の持ち主が、少し斜に被ると粋なのだと、被り直してくれた。

帰宅後、仲間が撮ってくれた写真を見て、矢張り予想通り帽子は似合わないなと実感した。

しかしこんな雰囲気の店には、こんな格好も悪くは無いなと思ったのであった。

壁には、此処の店に来店した、名のある外国人が直接書いたのであろう英文が、古色蒼然とそのまま描かれたままになっていた。

更に窓の外の、ハーバーインの赤いネオン管が、レトロムードを一層醸しているようである。
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「余興」
<<日本>>--銀座--


アルコールが少し回って来たところで、帽子を被って気取ったポーズを取る仲間。

仲間の一人が被ってきた帽子が、似合うかどうかと言う事になり、彼と私が余興に被ってみた。

帽子があまり好きでない私は、ゴルフの時以外は帽子を被った事が無い。

ましてこの手のカウボーイ・ハット風の帽子は、私には似合わないということを良く知っている。

それに比べて、彼は中々似合っている。

良く似合うと誉めたら、こんな帽子を一つ持っていても良いなと、ちょっとその気になったようだ。

次に仕方なく私も被る事になるが、自分ではその姿が見えないので、友が撮った写真を見て、矢張り似合わないなと思ったものである。
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「ピアノ演奏」
<<日本>>--銀座--


我々の座っている席の直ぐ脇で、ピアノの演奏をする女性ピアニスト。

夜の戸張が降りた午後7時から、演奏は始まった。

彼女が演奏しているのは、我々のすぐ傍だから、いやが上にも曲は耳に入ってくる。

一曲目の演奏が終わった時に拍手をしたら、彼女はにこやかな笑みを浮かべて、こちらに会釈をした。

我々の年代を意識してくれたのか、曲目も慕情、思い出のサンフランシスコ、そしてビートルズナンバーと、懐かしい曲ばかりが続いた。

彼女が演奏している間、しばし会話を止めて、彼女の演奏に聞き入ったのであった。

熱演振りを一枚カメラに収めたが、薄暗い店内だったので、長時間露光で少しカメラがぶれてしまった。
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「店の窓から」
<<日本>>--銀座--


私が座った椅子からは、銀座七丁目の裏通りの様子が良く見えた。

中央通りから一つ入ったこの交差点周辺には、資生堂の銀座店などが目の前に見える。

銀座界隈の夕方から夜に掛けての、外の様子が伺えて、それを魚に一杯やるのも乙なものである。

この店は仲間の一人が、常連の店であるが、私は始めて訪れた店であった。

これから旅仲間が、いつも集まって一杯やる店も、此処にしても良いなと話し合ったものである。

店の歌い文句は、英国風パブとの事であり、好きなドリンク20種類が飲み放題で、コース料理が一通りで4500円は、リーズナブルだなと感じたのであった。
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「店の中」
<<日本>>--銀座--


何となく、裸電球が照らし出す店の中の様子は、昔のトリス・バーなどのスナックを思わせる、レトロな感じがした。

我々がこの店に入った時は、時間も早くまだ客は居らず、下の街の様子が伺える窓際の良い席に陣取る事ができた。

このまま客が来なくて、静かな雰囲気が保てるのかと思いきや、7時過ぎには店内は満席となる賑わいを見せた。

しかし流石に銀座で、渋谷や新宿などの繁華街の居酒屋と違って、若者達の馬鹿騒ぎの喧騒は聞かれず、大人の雰囲気が漂っていた。

我々の席の直ぐ横にあるピアノは、時間になると女性ピアニストが、演奏を聞かせてくれるためのものである。

店内はハーバー・インの名の通り、港の酒場の雰囲気が、何処となく感じられるのであった。
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「店の前」
<<日本>>--銀座--


銀座四丁目から歩くこと10分、西銀座にあるお店の前に到着した。

お店は、ニュー銀座ビルと書かれた看板のビルの中に入り、エレベーターで三階に昇った所に有る、居酒屋グルメ・ハーバーインと言う名のスナック風の店である。

何となく昔風の居酒屋などの店が立ち並ぶ風情は、此処が銀座なのかと言った、懐かしさを覚える一角であった。

ちなみに此処の番地は、銀座七丁目の昔からの古いビルが存在している場所である。
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「銀座の柳」
<<日本>>--銀座--


一時は無くなった銀座の柳も、すっかり成木となり、昔の面影を取り戻した感がある。

銀座四丁目の三越や博報堂のある交差点には、柳は見当たらなかったが、新橋方向に歩くにつれて、西銀座界隈は柳の木が目立つようになってきた。

十数年前だったろうか、街の有志が昔の銀座の面影を再現しようと、柳の木を街路樹として植樹したというニュースを聞いたが、それがこのように見事に街を彩ることになったようである。

ビルが林立する街中の柳の並木は、一服の清涼剤のような涼しさを、街を歩く人々に与えているようである。
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