2015年11月の記事


「本殿の彩色」
<<日本>>--川越--


国指定重要文化財である仙波東照宮本殿を、仰角で見た華麗な彩色の光景。

小高い丘の上に立つこの東照宮は、随身門を経て急な石段を上り、正門を抜けて拝殿に至り、更に幣殿を過ぎると、この本殿がある。

通常は正門にある鉄の扉が閉ざされており、中に入る事が出来ないが、土日だけは開門されてはいるものの、拝殿を外部から眺める事しか出来ない。

今回は家康生誕400年の記念行事として、300円の拝観料を払い、拝殿に上り内部を見学(撮影禁止)することが出来、更に拝殿横の石門を潜って、幣殿や本殿を外部から見学する事が出来たのである。

ボランティアの説明員が随所に居て説明をしてくれるので、とても良くこの東照宮の成り立ちを理解する事ができた。

徳川家の紋所、金色の葵の家紋が随所に貼り付けられており、本殿社屋の彩色は黒漆塗りを基調とした極彩色で飾られていた。



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「仙波東照宮本殿」
<<日本>>--川越--


荘厳華麗な川越喜多院内に有る、国の重要文化財である仙波東照宮の本殿の威容。

家康を祀った日本三代東照宮の一つ、この仙波東照宮は、家康の懐刀であった天海僧正により、寛永10年に建立された。

しかし寛永15年の川越大火で焼失した後、三代将軍徳川家光の命により、当時の川越城主堀田加賀守正盛によって、寛永17年に再建され、現在に至っている。

長年の経年劣化で、華麗な装飾が多少剥がれている部分もあるが、それでも目が覚めるような本殿は、日光からの専門塗装技師達の修理による化粧直しで、更に鮮やかに蘇る事であろう。


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「狛犬像」
<<日本>>--川越--


仙波東照宮の、中の院に安置されている一対の狛犬像の一つ。

重文であるこの狛犬像は、左右に阿吽の像が有るが、これは左側の阿の口を開けた狛犬である。

この木造の狛犬は獅子を象った像とされ、寄木細工のベンガラ地の像の上に金泥の彩色を施したものであり、寛永17年の作とされる。

目には水晶が嵌め込まれており、台座も含め96センチの大きさがある。

右側の角のある狛犬像は、残念ながらアングル的に撮影することが出来なかった。


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「仙波東照宮」
<<日本>>--川越--


喜多院の中にある、仙波東照宮の中の院から見た、威厳有る奥の院の本殿。

日本三代東照宮(久能山東照宮、日光東照宮、川越仙波東照宮)の一つであるこの東照宮は、喜多院の山門を潜って左手にしばらく行った小高い山の上にある。

徳川家康生誕400年を記念して、今年初めて内部を開帳したことを新聞で知り、私も始めて内部を見学するために出掛けてみた。

日光東照宮に家康の遺骨を収める途中、家康の懐刀であった天海僧正によって建立された此処仙波東照宮に立ち寄り、本殿に家康の等身大の木造を奉納したとされている。

中に入って見て、思いのほか立派な社殿が有る事に、改めて新たな感動を覚えた次第である。


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「小江戸情緒」
<<日本>>--川越--


川越蔵の街を回遊する人力車と、それに乗って散策する和服の女性の姿。

小春日和の午後の日差しの中を、車夫の説明を聞きながら探訪するこの光景は、大正ロマンを髣髴とさせる印象がして、思わずシャッターを切った。

山新は川越の民族資料館の一つであり、私も一度は訪れて見たいと思っているが、まだ実現していない。

嘗て私が高校生の頃は、此処の通りが通学路であったが、今では東京から電車で30分の地の利もあり、今では小江戸川越として、すっかり観光地の一つとなってしまった。


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「正使登場」
<<日本>>--川越--


朝鮮王朝からの通信使の正使役として、今年登場したのはオペラ歌手として有名なチョン・ウォルソン(田月仙)さんである。

彼女は現在日韓の舞台のみならず、北朝鮮のキム・ジョンウン第一書記の前でも、朝鮮王朝のラスト・クィーン(最後の王妃)の存在を題目にしたオペラの、王妃役を演じた事でも知られている。

日本の大学を卒業して、ソプラノ歌手として成功した彼女は、今後の日韓の友好を深める上でも、格好の役割である事間違いないであろう。

小江戸と呼ばれる川越の蔵造りの街並みを背景に行進する一行の様子は、当時の唐人揃いの雰囲気を現わすのに、ぴったりの雰囲気であるように思える。


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「唐人揃い④」
<<日本>>--川越--


朝鮮王朝の政務や軍事を司る上官に扮した男性達の、威風堂々の行進の様子。

高官だから高齢者が多い彼等の行進は、全員が左右の足をきちんと揃えてやって来るので、見ていても心地良く、かなり今日のために訓練したのであろうと感心した。

江戸時代に、日朝の交流を深めるべく、徳川幕府に通信使として訪日した行列の副使として、正使を補佐したのは彼等であったのであろう。

朝鮮王の名代として、王からの誓詞を携えて来日した通信使は、外交特使として徳川幕府が崩壊するまで、十数回に及んだとのことである。


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「唐人揃い②」
<<日本>>--川越--


次々とやって来る華麗な民族衣装を着た人々のパレード、その2。

これは、嘗ての朝鮮王朝時代の両班(やんばん)の衣装であろうか。

両班とは、朝鮮国の中で特権身分階級に属する上流階級の人々である。

韓国時代劇に造詣が深い人はご存知だろうが、朝鮮の身分制度は生まれながらにして決められており、奴婢は決して両班には成れなかったとの事である。

また科挙制度によって、科挙試験に合格した優秀な人材は、王宮の各部署で登用される事になっていたが、その実力主義の風習は、今でも踏襲されているようである。


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「唐人揃い」
<<日本>>--川越--


川越で開催された、朝鮮通信使が来日した時の歴史史実に基いた、国際交流パレードの様子。

幸い天候が回復した当日、どんなパレードが行われるのかと思い、見学に行って見た。

賑やかな音楽と共に、テレビで放映されている韓流時代劇の画面から抜け出たような、時代衣装を身に纏った人々の行列が次々と行進して来た。

このパレードは、唐人揃いと銘打っており、今回で11回目になるというが、見学出来たのは今回が始めてであった。

この他にも国際交流ということで、様々な民族衣装を纏った現地人のパレードが続き、とても興味深かった。

ちなみにこの行列は、嘗ての朝鮮の村々を廻る芸人たちの姿を再現したものである。


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「菊花展」
<<日本>>--川越--


川越喜多院の境内で開催されている、菊花の展覧会の様子。

毎年この時期に開催される、川越市開催の菊花展覧会の作品の一つ。

嘗ては菊人形展として、業者が主催の展覧会であったが、今は菊の花を育てる一般市民の作品だけの展示会のようである。

今年は徳川家康生誕400年を記念して、喜多院境内にある仙波東照宮のご開帳が有るとのことで、出掛けてみた。

菊花展と相俟って、見所満載の一日であった。


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「部屋からの眺め②」
<<ベトナム>>--フエ--


センチュリー・リバーサイド・ホテルの部屋からの眺める街の様子くその2。

昨日の写真から、ちょっと視線を変えると、また別の街の顔が現われる。

高層ビルは何処の国でも同じような感じだが、個人所有のビルは、3~4階建ての細長い長方形のビルが圧倒的に多く画一的な感じのものが多い。

ベトナムでは地震が有るのかどうか分からぬが、このような形のビルが地震に耐えられるのかなと、絶えず気になったのであった。


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「部屋からの眺め」
<<ベトナム>>--フエ--


我々が宿泊した、センチュリー・リバーサイド・ホテルの部屋からの眺め。

昨日掲載した、食堂から見えるフォン河サイドの眺めとは反対側の、フエの街が見えるサイドの部屋からの様子である。

こうしてみると、フエの街も結構近代的なビルが立ち並ぶ、近代都市である。

こんな街の中に、古からの宮廷などが存在するのだから、日本の京都や奈良などの街と同じような街の存在なのであろう。


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「ホテルからの眺め」
<<ベトナム>>--フエ--


フエで宿泊したセンチュリー・リバーサイド・ホテルからの眺め。

このホテルは、フォン河の川岸にある、見晴らしの良いホテルである。

河の反対側の眺めは、フエの街が一望出来、景観が二通り眺められるのが見所であろう。

ホテルからは、世界遺産であるグエン朝の宮殿などの見学が、時間を労さずに訪ねることが出来る地の利が有難いのである。


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「宮廷料理-3-」
<<ベトナム>>--フエ--


前回に引き続き、再び宮廷料理の写真、その3。


生姜の根らしき物の上に、人参で作った鳥が二羽止まっている。

実際の料理は美味しいが、これらの創作作品はちょっと食べるのは、如何なものかと皆遠慮してしまう。

グエン朝の宮廷内では、趣向を凝らしたこれらの料理を、王様が如何に愛でたか、映画でも良いから再現して欲しいものだと思った。


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「宮廷料理の店」
<<ベトナム>>--フエ--


フエに到着し、早速宮廷料理の店でのディナーとなった。

再びベトナムシリーズに戻り、前回に続きグエン朝時代の世界遺産が残るフエでの第一夜の夕食は、この格式ある宮廷料理の店で摂る事となった。

店自体が、世界遺産と言っても良いほどの歴史の重みが感じられ、店内は窓などが無い吹き抜けの古風な室内での、宮廷料理の飲食となった。

様々な趣向を凝らした創作料理を作る調理室での作業を、見てみたいものだと思ったのであった。


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「美味しいうなぎ屋」
<<日本>>--川越--


川越の隠れたうなぎ屋の前の光景。

川越には沢山のうなぎ屋が有り、それぞれの店の味の好みは異なるが、良く知れた駐車場完備の大きなうなぎ屋よりも、私は地元の人が推奨するこの店の方が好みである。

2時間待ちの大型店よりは、小さな店なので多少待ち時間は有るものの、価格も手頃であり、一度は入って見たい店と言う所だろうか。

別にこの店から、PRの依頼はされていないので、載せてしまったが、鰻には目が無い私には、いつまでも続けて欲しいお店の一つである。


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「行列の出来る店」
<<日本>>--川越--


老舗の肉屋さんの前に並ぶ、沢山のお客さんたちの姿。

此処の店は昔から由緒のある肉屋さんである。

何が評判でこんなに大勢の人たちが待っているのか分からなかったが、どうやら此処で買った物を食べながら歩いている人を見ると、メンチカツが評判のようである。

丁度昼時であったので、小腹を満たすために、レストランに入らずに、手短に此処でメンチカツを頬張りながら、生ビールでお腹を満たそうということなのだろうか。

前にこの肉屋でカツ用に肉を買ったことがあるが、とても良い肉だったのを思い出した。


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「ワン公も一役」
<<日本>>--川越--


店の窓から顔を出して、客に愛想を振り撒くワン公。

蔵造りの街の本通りは、人並みでごった返しているので、勝手知ったる川越の街の裏通りを、用事をたすために目的地に向かって歩いていた。

と、いつもは窓が閉まっている家の雨戸が開放されていて、そこのお嬢さんらしき女性が店を出していた。

恐らく、彼女が創作したアイスなどを、窓越しに売っているのだと思われた。

傑作なのは、この家のペットと思しきブル公が、おとなしく彼女の脇で、一役買ってお客の関心を集めていた事である。

お客さん達は珍しがって、アイスを買う傍ら、ワン公にカメラを向けたり、一緒に記念写真を撮ったりしていた。


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