2013年04月の記事


「優雅な乗舟客」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


のんびりとジャングル・クルーズを楽しむ女性二人。

この日本女性は、二人だけで旅を楽しんでいるのだろうか。

かたや日笠を指して日焼けを防いでいるし、もう一人は撮影に余念がないと言った風情である。

最近ベトナムへの、日本からの旅行者が多いと聞くが、特に女性に評判が良いのは、こうした異次元での体験が豊富だからであろうか。

ベトナムを訪れてみて気付いたのは、こうした理由も捨てがたいが、何よりもベトナム人の控え目で謙虚な所が、女性に好まれるのではないだろうか。
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「密林の中の家」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


ジャングル・クルーズの途中で、ちょっと開けた場所に出た。

何と川岸の向こうには、家が有るではないか。

ジャングルを切り開いた所にある茅葺のこの家は、一昔前に日本でも見掛けた様な、何か懐かしさを覚える家である。

電気も無さそうなこの家の住民は、こんな不便な場所で、どんな生活をしているのであろうか。

このジャングル・クルーズの行程で、水椰子の森が開けて、家を見ることが出来たのは、この時だけであった。
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「舟は進む②」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


外人を乗せた舟が、我々の舟の前を先行した。

前を行く船は、この狭い水路で、我々の船を追い越して、先行したのだ。

欧米人を乗せた手前、船頭が良い所を見せようとして、猛然とダッシュして我々の舟を追い越した。

必然的に我々の船は、衝突するのを避けるため、水路を譲ったのだ。

しかし、我々の舟の船頭も、気骨が有るらしく、チャンスを伺って、川が広くなって曲がっている箇所で、一気に前の舟を抜き去ったのだ。

その様は、正に水上レースの感があったが、舟が転覆したら困ると、ハラハラしたのも事実である。
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「舟は進む」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


水椰子の生い茂る川を、舟が数珠繋ぎになって下って行く様子。

本来この水椰子は、綺麗な水の中にしか繁茂しないと言われているが、此処では旺盛な繁茂が伺われる。

しかしこの川の水は、意外と綺麗だそうであり、浅瀬の為に川底に堆積している砂が、流れによって舞い上がり泥水のような様相を呈しているのだと言う。

だからこれだけの繁殖がなされて、森林を形成しているとの事であった。

此処の中洲に住む現地人は、水椰子の恩恵を受けながら、ジャングル・クルーズで、生計を立てている人が多いのであろうか。
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「水椰子の森」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


ジャングル・クルーズの川の両脇に群生する水椰子の光景。

この川の中から生えている植物が、水椰子であることを知った。

マダガスカルなど、熱帯地方に群生するヤシ科の植物であるという。

茎はかなり硬そうで、これを乾燥させて、燃料にしたり、茅葺屋根の押さえなどに活用するようである。

日本ではお目に掛れない、植物を見ることが出来るのも、南国ならではであるが、水中からこんな植物が生えている様は、ちょっと不気味さを感じる。
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「艶やか船頭さん」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


我々の舟とすれ違った、空舟の若い女性船頭さんの舟。

赤いアオザイ風ウェアーが、緑と土色一色の密林の中で良く映える。

流石に若い女性だけあって、日焼けしないように、露出し易い肌の部分を全て覆っている。

それがまた、チャーミングな覆い方で、一層若さを強調しているように見える。

どうせマングローブと、泥川のジャングル・クルーズならば、こんな艶やかな女性船頭さんの舟に乗って見たいものだと思ったのであった。
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「仲間の表情」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


ジャングル・クルーズに乗船している、旅友の真剣な表情。

三人目の男性が、この時の現地ガイド氏である、日毎にガイドが代わるので、名前を覚える暇が無かった。

私のデジカメは、モニターが360度角度を変えることが出来るので、カメラのレンズを後ろに向け、仲間がどんな顔で、船に乗っているかを、モニターを見ながら撮影した。

流石に、こんな小舟に6人も乗っていると、水面が手を伸ばすと触れる所に有るので、舟の揺れるのも手伝って、結構緊張した表情で乗っているようである。

同様に、私はどんな顔をして乗っているのか見てみたいものだが、先頭に居るので、不可能というものである。
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「行き交う」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


我々を乗せた舟と、空舟が狭い水路で行き交う様子。

どうやら客を乗せて下って行く舟の方が、水路の優先権が有るらしい。

こうして、客を目的地まで運んで、戻ってくる空舟は、我々客を乗せた舟が過ぎ去るまで、脇で待機しているのである。

この我々の舟をやり過ごした空舟の船頭は、男女のペアでり、夫婦で船を操っているのかなと、想像したりした。

此処を行き交う、全ての小舟の特徴は、舟の前と後ろが全く同じ形をしているので、舟のどちら側も先頭になれる点である。

だから狭い水路で、舟を回転させる必要がないのだ。
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「乗船待ち」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


我々のツアーメンバーが、順番に小船に乗るのを待つ光景。

どの船も規格が決まっているらしく、一艘の船に4人しか乗ることが出来ない。

我々が最後の乗船となり、現地ガイドの男性も我々の船に乗船した。

船頭は前と後ろに一人づつ居るが、舟を漕ぐだけで解説などはしないから、ガイドが乗ってくれて、色々と説明してくれるから助かった。

残念ながら、我々の船の船頭は、前も後ろも中年男性であったが、船によっては若い女性が舳先で、櫂を操っているケースも有る。

ま、ジャングル・クルーズだから、余計な事を考えず、周りの景色を楽しもうという事になった。
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「出番待ち」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


観光客を乗せる順番を待つ船の様子。

これらの船は、ジャングルの奥から、何処からともなく現れてくる。

ジャングル・クルーズとは良く言ったもので、この様子を見る限り、ジャングルの奥に船溜りが有って、出番が来るまでは、そこで待機しているようである。

我々観光客は、マングローブの生い茂る川の中を、巧みに櫂を操る船頭達の様子を楽しむのだが、船頭達にしてみれば、決して楽な仕事では無さそうである。

それは、行きは客を乗せているとはいえ、流れに沿って下っていくのだから楽であるが、メコンの大河に出てからは、そこで待つ大きな船に客を降ろした後、空船を流れに逆らって、また此処まで戻して来なければならないからだ。

こうして彼等は、一体一日何回この川を往復するのであろうか。
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「ママさん船頭」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


こちらは若いお母さんと言った感じの、女船頭さんである。

矢張り昨日の、お婆さん船頭さんは、元気だとは言っても、この年まで良く頑張っているな、といった悲壮感が多少漂っていた。

それに比べて、彼女の健康的な笑顔は、何かほっとした印象を与えてくれる。

こうして乗船の順番を待つ間、色々な船頭さんの姿を、暇に任せて撮っていたのであった。

次々に何処からともなく現れる、沢山のジャングル・クルーズの船は、一体何処に船溜りが有るのか、不思議でならなかった。

船頭さんは、必ず前と後ろに一人ずつ居り、その組み合わせは老若男女、ばらばらである。

彼等船頭さんは、操る船が、自分達の持ち舟なのか、それとも貸与された船なのかも、気になるところであった。
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「元気な船頭さん」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


ジャングル・クルージングの船頭さんの一人、元気なおばあちゃんの姿。

私がこの船着場の様子をビデオで撮っていたら、このおばあちゃんが、こちらに向かって手を上げてくれた。

すかさずデジカメ機能に切り替えて、彼女をアップで撮影した。

沢山客待ちをしている、小舟の船頭さんたちは、老若男女、実に様々である。

年は取っても、若い者には負けられないと言った、彼女のリンとした目力には、一家を背負っている母親の力強さを感じてしまった。

折角愛想良く手を振ってくれたのだから、彼女の船に乗りたいものだと思ったが、乗る我々も、客を待つ船たちも順番だから、彼女の船を指名することは出来ないのだ。

船頭は無愛想な人も居れば、愛想の良い人とまちまちである、ベネチアのゴンドラと同じといった所だろうか。
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「ジャングル・クルーズ」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


マングローブの生い茂る密林の中の小川を、小船で行くクルージングの光景。

これもベトナム旅行の記念としては、一興のアトラクションかもしれない。

大体一船の木船の中に5~6人が乗り込んで、密林の中を縫って行き、メコンの大河に出て行くまでの舟遊びである。

その間の所要時間は、大体30分くらいであろうか。

大河に向かって下っていく船と、客を降ろして戻ってくる空船が交差して、良くこんな小さな川の中で、お互いにぶつからないものだと、オール捌きに感心する。

乗船場には、次々と客を乗せるための空船が待機していて、ほとんど待たされることが無いのである。
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「店のトンネル」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


休憩所で、一休みした後は、再び両脇に店の立ち並ぶ中を通って、ジャングルの中へと進んで行く。

どうやらこの店の店頭には、電気が来ていないらしく、自然光だけの商品展示だから、ちょっと暗い。

これでも、此処でお土産を買う人が居るのかなと、ちょっと気になったが、それを私が心配するのは筋違いかもしれない。

現地ガイド氏の言うのには、此処の中洲の露店は、本島より少し高めだとのことだから、我々のメンバーは、食料品は別として、此処で買い物をする人は居なかった。

昨日載せた休憩所で売られていた蜂蜜を買った、我々の旅友の一人は、帰国して早速味わったがとても美味しく、家族の評判は良かったと言っていた。
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「もてなし」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


休憩所で、無料のハチミツ入りロータスティを振舞ってくれる女性の姿。

再びベトナム・シリーズに戻ったが、中国シリーズや、スペイン・ポルトガルシリーズも、まだ相当写真が残っており、いつ終わるとも果てしが無い状況である。

ま、こうして毎日写真とキャプションのメンテが出来るだけでも、良しとさせて貰えれば有難い。

此処でのロータスティと、蓮の実の砂糖漬けの振る舞いは、本当に美味しかった。

特にロータスティは、香りが良く、健康やダイエットにも良いということなので、今でも我が家では欠かすことの出来ない一品である。
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「参道」
<<日本>>--川越--


川越不動尊の本堂の階段から、山門にかけての参道を撮った一枚。

普段はこの参道の両脇は、玉砂利が敷き詰められた広々とした境内だが、この蚤の市の日だけは、参道の両脇にびっしりと古物商の露店が並んでいた。

平日にも拘らず、天気が良く、桜も満開だったので、喜多院に花見に来たついでに、此処の蚤の市にも寄る人も多かったようである。

川越の桜祭りも、本来なら先週の土日がピークの筈であったが、桜は既に散ってしまい、おまけに春の嵐が吹き荒れたため、予想外れであったようだ。

さて、毎年桜の時期ちょっと脱線して、日本の春の風景を載せていたが、此処でまた明日からは、ベトナムシリーズに戻ろうと思う。
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「ゴルフ場の桜」
<<日本>>--自宅付近--


私が週一で出掛けるゴルフ場の、桜と菜の花の景色である。

この写真は先週の月曜日に撮った一枚であり、今日は菜の花は咲いていたものの、桜はもう葉桜になってしまっていた。

毎年桜の時期にだけ、カメラを持参して、ゴルフ仲間と花見をしながらプレーをし、昼は持参したおにぎりを食べながらラウンドする姿を、スナップすると言った具合である。

私の今の唯一の健康法は、週に一回プレーするゴルフと言ったところだろうか。

幸いゴルフ条件には恵まれていて、家から車で20分の所にこのゴルフ場は有り、仲間が一ヵ月分の予約を取ってくれており、雨の日など荒天の時は、中止といったお気軽ゴルフである。

この時は、まだフェアウェイの芝は茶色の枯れ芝であったが、一週間後の今日は、もうすっかり緑に変り、いよいよゴルフシーズン到来と言った感じであった。
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「寄り道」
<<日本>>--自宅付近--


先週月曜日の朝、ゴルフに向かう途中で立ち寄った、桜堤の満開の桜。

この桜堤は、毎週出掛けるゴルフ場の途中に有る。

母が他界する一年前に、桜が見たいというので、車で連れて来てやった所である。

早くもそれから三年が経ち、最後までボケずに桜を見て喜んでいた笑顔が、今でも此処に来ると頭をよぎる。

日の出直後のまだ早朝にも拘らず、川岸には釣りを楽しむ太公望たちが、既に陣を敷いていた。

年年歳歳、時は移ろうが、川岸に並ぶ桜たちの、春を忘れずに一斉に咲き誇る様は、人の命の儚さと対比して感慨ひとしおである。
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「古物の数々」
<<日本>>--川越--


所狭しと並べられた、古物と言うより、ガラクタと呼べるような品物の数々。

十年一昔と言うが、ちょっと前まで、何処の家でも使っていたような家庭用品や置物などが、陳列されている。

火鉢などは、我が家にも此処に置かれている物より、ずっと良く見える山水画が描かれた物が、庭の片隅の土の中に埋もれている。

こうして此処に並べられている物を見ていると、あの泥に埋もれた火鉢を掘り出して、綺麗に磨き上げたら、古物として売り物になるのではないか、などと思ったりした。

一体この不動尊の境内には、何軒くらいの古物商が店を出しているのであろうか。

その数を数えるすべも無いが、このような蚤の市が、益々盛況になって来たのは、それだけこれらの品物に愛着を感じる年寄りの増えた、日本の高齢化社会を象徴しているのではないかと、皮肉な考えに思いを馳せたりしていた。
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「興味津々」
<<日本>>--川越--


欧米でも恐らく懐かしいであろう、品の数々を眺めるのに余念の無い外人さんたち。

私も興味を引いたのは、この古色蒼然たるタイプライターである。

確かにパソコンが普及するまでは、文字キーのハンマーで、インクの付いた文字を紙に打ち付けるタイプライターが主であった。

しかし同じタイプライターでも、こんな古めかしい形のタイプライターを見たことが無い。

外人の子供が面白がって、キーを叩いていたが、果たして今でも使用出来る品物なのであろうか。

こうして見ると、わずか一世紀足らずの間に、我々の生活は著しい変化を遂げるものであると、改めて認識せざるを得ない。

更に最近では、いちいちキーボードを叩かなくても、声や指一本で画面をタッチすると、文字を入力する事の出来るタブレット端末やスマホなどが、主流になりつつあるから驚きである。
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「垂涎の一品」
<<日本>>--川越--


私がこの蚤の市で、期待して探していた品があった。

それは刀の鍔である。

我が家には、鎌倉時代の古刀に属する、細身の大刀がある。

我が家で、先祖代々受け継がれて来た古物と言えば、これだけである。

未だに刃こぼれも錆びも無いが、残念ながら日本が敗戦して、米軍進駐の時に、全て家で所有している刀剣類を供出せよとのお達しで、一旦は手元を離れたのである。

しかし当時の警察署長が、これは勿体無い一振りだと言う事で、保管して我が家に戻してくれたのだった。

刀剣所有許可証と一緒に戻って来たのは良かったが、刀の鍔と小柄が、金が入っていたためか、無くなっていた。

だから完全な形にするには、鍔や小柄を揃えなければならないのだ。

そこでこの古物商で展示されている、向かって手前右から奥の3番目にある鍔が目に入った。

正に金が入った一品で有るが、定価が145000-円とある。

交渉次第でいくらになるか分からぬが、そんな大金の持ち合わせも無いし、店主に期待されても気の毒なので、見るだけで済ませた。

しかしいつの日か、この一振りを完全に復元させて、次の代に受け継いで行きたいと思っている。
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「軍帽」
<<日本>>--川越--


蚤の市に展示販売されていた、在りし日の日本軍の軍帽の数々。

どうやってこのような古物を、この古物商は手に入れたのか分からない。

しかも大東亜戦争時代に、日本軍の下級兵士が使用した二個の赤い帯の陸軍の軍帽は、まだ新しい物に見える。

向かって左の物はいつの時代の物であろうか、それとも同時代の海軍の軍帽か、或いは警官の物であろうか。

下段に有る物は、明治時代に使用した軍帽なのであろうか。

菊の紋の徽章が真ん中に付いており、如何にも古さを感じる。

金糸の帯が多い方が、位の高い将兵が被った物なのではないかと、嘗ての大作テレビドラマ「坂の上の雲」なので、見た様な記憶が有るが、定かではない。

いずれにせよ、これらの品々が、いつの時代の物なのかは、当時の事を知る先輩でなければ、判別出来そうにない。
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「あるカップル」
<<日本>>--川越--


古着を色々と手にとって、選択しているカップルに出会った。

和服姿の美男美女の様子から、テレビか映画のロケ風景かなとも思ったが、二人を取り巻くスタッフなども見当たらず、全く二人だけでこの蚤の市にやって来たようであった。

この出で立ちから推測するに、彼らは卒業式を終えた後、此処に立ち寄ったのであろうか。

しかし女性の袴姿は分かるとして、男性の羽織袴スタイルが、何とも気になった。

今では大学の卒業式に、男性も和服姿で臨むのであろうか。

それはさて置き、こんな二人の様子と周りの古物が巧くマッチして、まるで大正時代にタイムスリップしたかのような光景であった。
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「選択」
<<日本>>--川越--


若い外人女性が、数ある着物の中から選んだのは、この派手な水色の着物だった。

昨日この着物を羽織ってご満悦だった彼女は、この着物がとてもお気に入りのようであった。

確かに大柄で、目元のはっきりした彼女が選んだだけあって、彼女が羽織っても全く違和感を感じなかった。

私は彼女がこの着物を羽織っている姿を見て、一体この着物を着ていた日本の女性は、どんな人だったのだろうかと、ふと想像してしまった。

嘗てこの着物を着たであろう日本女性が、間違いなく存在した事に、思いを馳せたのである。

この若い外人女性に負けないくらい、派手なこの水色の着物が似合う若い日本の女性は、さぞ素敵な人だったのだろうと、妄想に駆られたのであった。
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