DC-600uw (AGFAPHOTO)
雨男の私としては看過できなくて。オリンパスは偉大だったよ。何で雨の日に写真なんか撮るねん、と初めて出た当時は言ってたのだが。確かに新しい時代を切り開いてたんだ。

でもそれだけなら買ってない。安いこともあるが、この値段でCCDだということ。いやCMOSの、歪んだ世界に少々飽きてきて。それとこのデザイン。爽やかに青がカッコいい。それが最後の決め手で、今や同価格帯となってるオリンパスは外して。AGFAということもあるが。

思ったより小さい。ちと分厚いが。単3二本駆動。驚いたことにガタイがメタルで、小さな六角ボルトで締めてる(デザインかなぁ)。だからPOPな高級感がある。電池蓋部は2重になっててゴムパッキンも(オスメスが浅いが)圧着してちゃんと防水。ケースも付属で、ベルト通し仕様の横型の黒キャンバス地にAGFAPHOTOの赤丸マークがカッコいい。ほぉと感心。
でも最初に驚いたのは説明書で、分厚いのはともかく表紙がドイツ語。中もドイツ語。んん、と思ったが次が英語でホッ、ロシア語やらイタリア語やら中国語は台中両方か。しかし日本語なし。付いてる保証書がアメリカ/カナダ仕様と香港行き仕様でおいおい。結局最初に気づいてたB4(くらい)折り畳みの日本語説明書に保証書きも付いてることを外箱の日本語シールで確認(さらに内容物も)。ちなみに最初に日本語表示にせよ、との小メモ書きあり。
でとりあえずセットアップらしきのをするが、説明書きにある項目がデジカメ本体に見当たらないものあり、ひょっとして端折ってるのか日本仕様のくそ、と思って分厚い説明書を開けてみたら、…プログラムモードにしないと出てこないものがいくつもあり(初期はオート)、それだった。日本語では説明なしなのだが。。それと、何故かマクロモードになってて(これが昔のパノラマみたいにレバー式!それも撮影距離20cmと言い切ってる!そうそ、これ固定焦点なので)あと、動画の初期設定がPALなのでNTSCに替えておいた方が。(これは出力時でもいいのか?そういえばまだ撮ってない)

でSDカード(ハギワラなのに日本製が届いた)を入れて、試し撮り。室内で撮ったけど、なかなか色調も光源違いでも結構うまく再現してて、というかやや古ぼけた温かみのある色合いで好感触。昼の屋外も。ラチチュードは小さいというか白飛びはするが暗い方は自然に結構出てて好い。レンズが計5枚(外は伊達レンズか)?でひょっとしてと思ったが、拡大すると一様にシャープではない(というか偽色モザイク状だったり)が普通に見るには好ましい自然さ(つまりヘンに綺麗ではない)。600万画素1/2.5型、っていうのが今の時代ハイエンドに近いのだろう、その余裕が色調に表われてる。izoneよりはだいぶ進化してるし。(←そりゃアタリマエダ)中華な気分もドイチェで引き締まったか?やっぱり歪まないCCD、っていい、と再発見。