年末年始の断章。

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好いことしか言わない占い師
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Alicia Keys の日記に元気づけられたり。しかしコエーリョを読んでいるとは! 「アルケミスト」は読んだけど、政治団体と宗教団体には一切近づかないことを信条としている私としては、もう手に取ることはないとはいえ、ヴェロニカは story があまりにも・・・なので余計にキケンに感じてしまう。私にとっては。
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CD プレーヤーを10台くらい買えば、CD をいっぺんに10枚くらい聴けるのに、と思う。 ・・・私しゃ聖徳太子か!
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あ 畠山美由紀のポスターが と思ったら宇多田ヒカルだった。東芝 EM-I の策略か? しかも新譜情報のポスターに載ってた小さな写真が、あ 畠山美由紀だ と思ったらやっぱり宇多田ヒカルの同じ写真だったし。
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ミドリと通りすがりの人の隔絶した音環境
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年末最後の忘年会。
スーパー・ハイテンションで最初っから飛ばしまくり。自分のテーブルだけ、乾杯より早く乾杯し、どこより早くすき焼きの肉にありつく。おちょこと銚子と卵で遊び、ビールが減るとすき焼き用醤油でハーフ&ハーフ extra version を作りかけたり、ポン酒一気飲みと称して水のボトルを持たせたり。天狗にあった実在のワイン、「カリフォルニア」(産地ではない、「銘柄」が「カリフォルニア」。とても口当たり良く、ゴクゴク飲んでしまうが、時間を置いてから廻り出し、ボロボロになるという、伝説の極悪国産ワイン)の話とか。
帰りに乗ったタクシー。彼は中1以来の友人。妹が、大学に入ってすぐ辞めてしまい、自宅で何年も引きこもっている、と聞かされる。すでに年金生活の両親と3人暮らし、親が死んだら自分も自殺する、と言っているとか。「甘い」という友人に、そうじゃなくて、外に出るのが怖いんだから、お前ら夫婦で連れ出してあげんとあかんやろ、身内にしか救われへんねんから、と言う。
毎年会っていても、20年来の友人でも、知らないことはきっとたくさんある。
私には、泣きそうなほどささやかなことしかできないのだけれど。
でも、どんなことにも、必ず打つ手はある。
じゃあ、言わないと。
じゃあ、やらないと。
既に幾人も失ってしまった友人・知人たちのことを、そんな晩は考える。