もう暑いのか寒いのかもわからないほどだと、いろんな断片を思い出す。
昔のこと。
最近のこと。
怒鳴りつける体力。
失なった感情。

旅に出ると、いつも水に手を浸けてた。
川であったり、湖だったり、海やら池やら。
藻なんて気にもせず。
いろんな手ざわりがある。

今朝の朝。
すべてかそけき滅びの光。

いったいいくつになったら失なう前に失なうものの貴さをはかることができるのだろう。