在外日本古美術品修復:フィリップ モリス K.K. カレンダー基金
かつて海を渡った日本の古典絵画を修復し、いつまでも伝えていきたいとの思いから設立された基金です。
毎年、寄付された方に修復の成果を収めたカレンダーを進呈されています。
2003年は、ポルトガル国立ソアレス・ドス・レイス博物館所蔵の南蛮人渡来図(日本の港に来航したヨーロッパ人と街の様子を描く、金箔を使った桃山時代の六曲一双の屏風絵)です。
寄付は、(財)芸術研究振興財団の絵画修復のために使われます。
申込は郵便振替、2000円(以上)、締切は〜12/14(年内発送)・〜1/31(最終)です。
問合先:フィリップ モリス K.K. カレンダー基金事務局
 TEL03-5410-6244(平日10:00~18:00)

ちなみに2002年のカレンダーは「日吉山王祭礼図」(岩佐勝重印、ハンブルグ工芸博物館蔵)で、3mほど向こうに掛けてあるのですが、2000円ではとても買えないほどの紙質・印刷です(絵画部分は別貼り)。
企業メセナ(この言葉も聞かなくなりましたが)としても、数少ない成功例の1つだと思います。
(検索すると、過去にメセナ大賞を受賞しているようです)
Web Site は残念ながら今年もないようです。詳細は問合先、又は(例年この時期に広告が載る筈の)日経新聞をご覧下さい。(関係者ではありません。タバコも喫いません。念のため(笑)。)

興味をお持ちの方がもしおられればご参考にということで。
(メルマガ配信済分)