穀雨から立夏
四月、うららかな春の筈、25℃の蒸し暑い沖縄。
雨予報でも降ったりやんだり晴れたり予報は外れる。

動くと汗が止まらず、風もなく湿度が高い。
二十四節気の一つ「穀雨」になる。

恵の雨がたっぷりと降り注ぐ頃、良質な高蛋白質素材の
大豆とオーツ米を贅沢に配合した雑穀ブレンド、
雑穀米の収穫は秋口から三月頃迄と聞く。

一日が速くあれよあれよと言う間に立夏に入った。
慌てゝ荷造りを始め、部屋の片付けを続ける。

四月五日立夏は春分と夏至の中間になり、春めく。
沖縄は蒸し暑く夏の兆しが見え始め、深緑が眩しい。

川の上には鯉のぼりが並び風に豪快に揺れていた。
男児の成長を願う端午の節句でもある。

五月って、麗かで良いなあと思う。
こんな春爛漫な時期に引越しの支度をしている。
飛行機の予約もして有り、荷物も送る予定になっている。

静岡に行けば部屋中が埃に塗れて、
お掃除だけで疲れてしまう。

池の魚達は元気で生きているだろうか。
サクランボは赤く実っただろうか。

沢山の荷物を抱えて飛行機、バス、電車、タクシーと
乗り換えて我家に着く頃は疲れが出て
片付けも簡単に済ませ、倒れるように眠ってしまう。

さようなら沖縄。優しかったあの顔、あの人。
静岡に来れば不動産関係の仕事が忙しい。

まるで天国と地獄という感じの沖縄と静岡。
帰ればお仏壇に手を合わせ、災害が来ない事を祈る。

頑張って家事と引越し用の荷造りを続けて居る。
友達に一度会って行きたい。さようなら沖縄。

柔かに 光りが踊る 柿若葉

編集 zuko : 繊細で感受性が豊かな女性を思い浮かべています。その分ご苦労が多いかも…。
編集 zuko : 飛行機だとあっと言う間かも知れないけれど、お草臥れですね。ご苦労さまです。
編集 さくら : 明後日、飛行機で搭乗します。行って来ます^^
編集 さくら : zukoちゃん、ありがとう。実は高校二年の時、作文コンクールで賞を貰った事があるの。今は書かないので全く駄目です。
編集 zuko : とても素晴らしく豊かな表現力に引き込まれます。十七文字の中に情景が見て取れます。沖縄と静岡を行ったり来たりのお暮らし振りのようですね。お荷物を片付けたり、広げたりお疲れさまです。