春そして桜
内地では桜が満開に咲いている頃、
人々は桜を見ながら酔いしれている。

春、それは人の心を明るくさせてくれる。
春、それは人の身体を温めてくれる。

木の芽が芽吹き様々な花が咲き乱れ、
そよ風に誘われて小鳥のさえずりも聞こえる。

用足しの外出が多く、家の事が中々捗らない。
時の速さに時間が止まって欲しいと願うばかり。

毎日の散歩の途中、
黄色いハイビスカスを切り取った家の前を通った。

切り株から黄色いハイビスカスが一ひら咲き始め、
これからいっぱい咲くのだわ!

黄色いハイビスカスは春の色。
そんな事を思いながらバラの咲く道を歩いて帰宅。

四季折々の花咲くこの町が好きだから、
終の棲家はこの町にしたいな。

彼は娘や孫が可愛くて静岡を離れられない、
血は水より濃いの諺がぴったり。

血の繋がらぬ二人の娘と私、
以前よりはお互いに言いたい事も言えるようになった。

しかし、主人のつれない素振りや言葉、
鈍感な私でも泣く時もある。

私は、悪い事は悪いと彼に言ってしまう、
そういえば喧嘩になる。

また愚痴が始まった、この癖直さなければ。
もし、染井吉野が咲いていたら桜の下を歩きたい。

桜は見えなくとも私の心のなかに満開に咲き、
春風に乗ってひらひら揺れて風情がある。

今、この春の時節を大切に心に包んで、
桜のように優しくそして強く生きたい。

編集 sakura1205 : 弁慶さん、主人の遊び癖は治らないの。それでも辛抱しています。結婚して16年間も。そうですか。有難うございます^^
編集 弁慶 : 兄弟でも愚痴有ります愚痴言えるなかならもう少しの辛抱です相手が居なければ喧嘩も愚痴も言えませんお互い感謝しましょう