笑顔を忘れていた

photo by sakura1205 from

小さな池の小さな魚達も人間と同じように
頑張っているのだろうか。

少なくとも、生きる為に必死で池の中で暮らしているのは判る。
油断をすれば他の魚達に食べられてしまう事は確か。

食うか食われるかの水中で危険を感じれば凄い勢いで逃げ、
弱い魚達も精いっぱい生きているように思えた。

猛暑続きの一昨日から、前線が本州の南岸に停滞し、
寒気を伴った気圧の谷が進んでいるので涼しい風が吹いている。

急に10度も気温が下がれば冷たい物ばかり飲食していた私も、
余り冷たすぎる物は要らないほど涼しい。

近所で作業していた農家の人と顔が合い、「この作業は何ですか?」
挨拶した後聞いてみれば「雀がお米を食べないようにしているのよ。」

満面の笑みを浮かべて答えてくれた時、
私も思わず「そうですか。」笑顔で10分位の会話をして家に戻った。

この時、笑顔で話す人に出会うと私も出来るだけ笑顔で居なければと、
自分に言い聞かせた。

頭を垂れた稲穂は、青臭い匂いがして夕風にざわざわ揺れ、
真夏の格好をしていればすーっと秋めいた風が背中を通り抜けていく。

残暑はしばらく続いても、蒼い山々の向こうには秋が待っている。
季節の移り変わりが早く、自然に季節を教えられていると思う。

編集 sakura1205 : 拓郎さん、コメントを頂き、有難う御座います。表現力なんてありません。ありのままを書いていますが、「詩」等は書けません。思うように書けた日はないですね。お仕事、お疲れ様です^^
編集 拓郎 : いつも感じることだけど さくらさんは”語りべ詩人”だなぁ いつも感心しております。 私にももう少し言葉の表現力が備わっていれば・・と感じています^^;