冬の月 
昨夜は入浴後、ダンベルを上げ下げしながら健康器具で歩く。
アルミガラスの上を見たら月が煌々と光っていた。

寝不足続きだったので、ぐっすり眠り親友宅に行き、
着物着付けの忘れた点を聞きに行って来た。

彼女は、美容師を長年経営している為、お手の物。
今日は第三日曜日で美容院はお休みで良かった。

園芸や野菜作りの好きな彼女の家の裏庭には、
沢山の樹木やお花が咲いていた。

今夜も、丸い月が光輝いて買物帰りにじっと月を見つめた時、
中国盛唐の詩人、李白の「静夜思」を思い出す。

牀前看月光  牀前 月光を看る。  寝台の前で月の光をじっと見る、
疑是地上霜  疑らくは是れ地上の霜かと。ひょっとしたら、
                 地上に降りた霜ではないかと、
擧頭望山月  頭を挙げて 山月を望み。  頭をあげて山の端の月を望み、
低頭思故郷  頭を低れて 故郷を思ふ。  また頭を垂れては遠い故郷に思いをはせる。

周りの人達は、寒い寒いと襟巻をして身体を縮めているが、
私は、暑くてコートを脱いでシャツを腕まくりして家事をする。

気温が低くても風が吹かぬ日は体感温度が暖かい。