雲の峰 
昨夜は、主人が携帯を抱えて珍しく早寝をしていた。
相変わらず宵っ張りの私は午後23時半にPCを閉じて
ストレッチをした後0時過ぎに眠ったと思う。

晴れの青空が広がる今朝、寝坊をして7時起床。
エアコンもない寝室で寝ていると汗をかくので洗濯ものが溜まる。

昨日は梅雨らしい天候だったが今日は再び真夏日になり、
真っ青な空に富士山の周りだけ雲が幾重にも重なり浮かんでいる。

あの雲の峰を入道雲と言うのかも知れない。
一つの雲の上に次々に白い雲が黙々と重なりあっている。

一番上の雲は、頑固なお爺ちゃんのように四角い恐い顔、
その下の雲は、働き者のお婆ちゃんのように黙々動いていた。

黙々動いた雲は、「富士山頂に登り残雪がどの位あるか見て来てね。」と
自分のお嫁さんに頼んで残雪を調べて貰うと、
山頂に少し雪が残っていた。

今春は寒い日が多かった為、雪解けが遅いのだろうか。
雲達は、そんな会話をしているのかしらと私は勝手に想像をする。

私は、柔らかな真っ白い雲が青空に浮かぶ光景が好きで、
雲を追いかけるように歩いていた。

日が長くあっと言う間に夕方になり帰宅すれば、
主人が、娘さんにPCの使い方を教えているので
私は、夕食の支度にかかる。

午後6時を過ぎても陽光がきらきら光っている文月の日曜日は、
何事もなく過ぎてゆく。