五月の風は時に冷たく 
早朝から強い日差しが降り注ぎ、声を嗄らし餌を求める
カラスの鳴き声が耳に残っていた。

それでも起きられずに寝坊して6時半起床。
可燃ゴミを出す時に麦わら帽子を被って表通りに行った。

左隣の奥様と挨拶をした後、右隣の空き地に眼が行ってしまう。
この頃、アパートを建てる工事の人影も無く、

ずっと工事を中断したままの状態が続いている。
穴を掘った時の砂は山積みになり

建物の基礎を作った穴には、汚れた雨水が溜まっている。
「今夜は深夜勤ですので!」それだけの言葉を残し次女は出勤して行った。

主人に昨日メールを送った時、「北京に行く、御土産を買って来る。」
「暫く」と聞いていたので、もしかして海外ではと思っていた。

何故、新型インフリエンザの流行している時に中国等に行くのかと、
耳を疑う。御土産なんて要らない。

買物帰りに北の空を見れば、雨雲がどんどん広がり
雲行きがおかしいと急いで帰宅し、山の洗濯物を取り込む。

蒸し暑さは何処かへ消え、急に風がすうすう吹きだし、
半袖の二の腕を通りすぎていく。

五月の風も時には、世間の人の心のように冷たく吹く時もある。