夢に泣いた夜
昨夜は、風邪薬を飲んで夢にうなされていた。
「××さん、早く負債を返済して下さいよ!」

金融業者が、年老いた両親に返済を迫っていた夢に魘され
「私が働いて返しますから、帰って下さい!」と言ったと思う。

親友の父親が会社社長をしていたので、21才の私は頭を下げて
「お願いします、国民金融公庫の保証人になって下さい!」

これが原因で少ない利息の返済で27才で親の負債を全部
返す事が出来た。勿論、親友の親の会社で働くという条件付きだった。

年老いた父も健康なため、父と二人で其の会社で働いた。
その頃の東京は景気も良く、仕事はやりきれない程あった。

そんな思い出したくない夢を見て今朝、寝坊をして7時半起床。
お掃除が出来なくて洗濯、炊事だけをしている。

椅子に座れば時々うとうと眠ってしまい、友達には、
「春眠暁を覚えずで眠いわね。」等と誤魔化している。

来る日も来る日も、隣でクレーン車の音や工事の音が賑やかに、
耳に響き、静かな夜と朝の間だけがゆったりできる。