行きたい美術展更新
年明け開催分アップ。大型美術展はあえて外すことが多いのだけれど、今回は広めに入れたので、個人的興味のあるものだけいくつかピックアップすると。
ウッドワン
それなりのレベルのコレクションらしいので。
若冲と琳派
若冲、苦手っぽいけど一度はちゃんと観とかないと。
具体回顧展
芦屋の一件もあるのでこの機会に。
外骨から大阪パック
伊丹市美は、諷刺画に関しては第一級の審美眼を持っているはずなので。それと、滑稽新聞、明治 33年創刊という時代性。

春以降もいろいろあるけどさしあたりここまで。

去年みたいにたっぷり? 一年を回顧する余裕がなさげなので、少しだけここで。

基本的に私は、芸術であろうと、pay しないものはだめだと思っている。ただしそれは、大規模で高収益なものが良くて、という意味では全くない。その作品の資質によって規模なんてひとりでに決まるのであって。

だからこそ逆に、大した企画・作品レベルでないのに宣伝の力で無理やり、ってのは嫌悪する。他の業界ではよくある話だし、それが美術の世界にも導入されて、ということだけど。

具体的にいえば、京国博の姿勢はあまりに商業主義に偏ってるし、京市美はまともな学芸員に総入れ替えするか閉鎖かの二者択一をすべきだし、兵庫美はその政治力と財力が学芸員の能力を超えてしまっていて、王子公園にあったときのアカデミックな雰囲気が懐かしい。
大市美はその能力と宣伝のバランスがとれてないとか、美術館えき KYOTO は係員の質を上げなきゃ奈良そごうの二の舞だよとか、挙げればきりがないけど。

金のにおいがプンプンする美術展なんて大嫌い。
(といいつつ行きたい美術展に随分入れてるけど)

良心的な企画とそれに見合った適切な宣伝に基づく美術展が、減ってきてる気がして、哀しい。