一日早いまるかぶり。ご利益は、あるのだろうか、、
でもちゃんと南南東、向いたし。


とある日。
「美術でたどる日本の歴史」(並木誠士著、ナツメ社)を買った。
いや、装丁や色刷りの具合は別にして(カバーは即、捨てた)、私のための本かと思って。
何といってもうたい文句が「絵と文章でわかりやすい!」である。
まるで中途半端な学習参考書みたいだ。
しかし内容は、遮光器型土偶(こんなことば、知らなかったよー)から、若冲(!)、古賀春江(お!)、水木しげるロード(!!)から千と千尋(!)に村上隆、森村泰昌(!?)にまで及んでゆく、というエライ本である。ちゃんと読んだら勉強になりそう。

たまたま BYTEN を手にとる。ハートに溢れてる表紙。
大きな leaf を繰ると、畠山美由紀が、野原で空を見上げている。
、横顔。
丁寧なインタビュー。
少ない音数と、今、ジャンルに対する想いがまっすぐ伝わる。

で、spotting 17。川内倫子である。
ひょっとしてそうじゃないかと思っていたが、やはりそう。
何かといえば、ラッシュ(ベタ焼き)に全く無駄がない。バシャバシャ撮るのとは全く異質な世界。
本当に写真と、そして自分自身を信頼してるんだ。
字はキチャナイ(笑)けど。空気がちゃんと生きてる。
ひまわりの、夏の終わり。暑さにひからびかけの姿、心揺れる。


ここからは今、書く文章。
このところ、もうすぐ京都で川内倫子の個展が開かれる(2/18~3/3、ホワイトキューブKYOTO)ことを知り気もそぞろ。さらに、映画『blue』を撮った写真集も2月上旬というからもう出そう。
個展は花火かららしいが、うたかたも実は買ってない(!)ながら、先のspotting 17はずーっとカバンの中でほんわか優しい気分に、…あまりなってないけど思い出す度状態。