2025年05月の記事


暮れの春
7日の夕暮れ時に我家に着いたが相変わらず
埃に塗れた光景に疲れがどっと出る。

玄関から自宅に入る迄、草が伸び放題、
タンポポや菜の花は枯れて、見る影もない。

池の魚達は数が減り鯉が悠々と泳いでいたが、
金魚や鮒達が見えなくて亡くなった事を知る。

畦道を歩けば春の小川がさらさら流れている。
松林を抜けて海を見た。

海は豪快で怖い位の波音をたてゝ押し寄せて来る。
自然で海より大きな物はない。

駿河湾は日本一深い海、海洋深層水と聞く。
麗かな春の日は過ぎ行くのも早く
蒸し暑くぐずついた天気の走り梅雨に入った。

帰郷して4日目位から主人が風邪で寝込んでしまい、
玄関先の暗証番号の鍵が壊れ、
室内からかける鍵のみ使用して不便をしている。

機会オンチの私には二種類の鍵が修理出来ない。
彼の風邪も一週間以上が過ぎ、看病に疲れが出る。

アパート入居者の対応、一軒家入居者の対応等
家事以外にする事が多い。

小雨がぽつぽつ降り始め若葉が嬉しそうに揺れ、
既に五月下旬になってしまい、

何も進まない事にいらいらしてくる。
一日一つずつする事と自分で決めている。

気が合わずに仲の悪い主人でも速く元気になって
バリバリ動いて貰いたい。
春の夕暮れは、夢がいっぱい膨らんでくる。

 黒潮の 我が町晴れて 桜海老 駿河の海の 春の終わりに
sakura作
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穀雨から立夏
四月、うららかな春の筈、25℃の蒸し暑い沖縄。
雨予報でも降ったりやんだり晴れたり予報は外れる。

動くと汗が止まらず、風もなく湿度が高い。
二十四節気の一つ「穀雨」になる。

恵の雨がたっぷりと降り注ぐ頃、良質な高蛋白質素材の
大豆とオーツ米を贅沢に配合した雑穀ブレンド、
雑穀米の収穫は秋口から三月頃迄と聞く。

一日が速くあれよあれよと言う間に立夏に入った。
慌てゝ荷造りを始め、部屋の片付けを続ける。

四月五日立夏は春分と夏至の中間になり、春めく。
沖縄は蒸し暑く夏の兆しが見え始め、深緑が眩しい。

川の上には鯉のぼりが並び風に豪快に揺れていた。
男児の成長を願う端午の節句でもある。

五月って、麗かで良いなあと思う。
こんな春爛漫な時期に引越しの支度をしている。
飛行機の予約もして有り、荷物も送る予定になっている。

静岡に行けば部屋中が埃に塗れて、
お掃除だけで疲れてしまう。

池の魚達は元気で生きているだろうか。
サクランボは赤く実っただろうか。

沢山の荷物を抱えて飛行機、バス、電車、タクシーと
乗り換えて我家に着く頃は疲れが出て
片付けも簡単に済ませ、倒れるように眠ってしまう。

さようなら沖縄。優しかったあの顔、あの人。
静岡に来れば不動産関係の仕事が忙しい。

まるで天国と地獄という感じの沖縄と静岡。
帰ればお仏壇に手を合わせ、災害が来ない事を祈る。

頑張って家事と引越し用の荷造りを続けて居る。
友達に一度会って行きたい。さようなら沖縄。

柔かに 光りが踊る 柿若葉
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