盆迎え
お客様が、予定より早く泊まりに来ると聞き、主人が駅へ迎えに行った。
お客様といっても主人の嫁いだ長女の事だが、

私には、気遣いするお客様である。主人と次女は喜んでいる。
最近は、毎月のように泊まりに来て次女と何をするにも離れない。

旦那様の実家の御両親に挨拶に行くのが先だと思うが、私には何も言えない。
今日は、お墓参りに行きたいけれど、日中の炎天下を避け、

明日の午前中に行きたいと思っている。しかし、姉妹は二人だけで
行きたいので、私は、主人を誘い一緒に行こうと考えている。

私には、今日から3~4日食事の支度がある。二人の姉妹は絶対に
食事の支度だけはしない為、私が外出する時は主人が簡単な物を作っている。

子供の頃から勉強だけに集中させ、主人が深夜まで勉強を教えていたと
聞いている。お料理はさせなかった為、簡単料理を父である主人が

用意していたと聞き、20代、30代の女性に食事を作ってあげると
言う事は、私には理解できない事だが、此の家庭のやり方なら仕方ない。

長女が帰宅したので、姉妹のお喋りが賑やかになり、主人と黙って聞いている。
蝉が、か弱い声で鳴き、夕方の涼しい風が汗ばむ身体を通り抜けていく。

編集 十六夜 : sakuraさま 今晩は。つくつくほうし、ウチのほうも鳴き始めましたよ ^^