(暫定)に至る道筋
4/28から何があったのか、経緯の説明を。

まず、久し振りにデジカメプリントを大量に無補正のところへ。
サイズ別の注文が、分けないと無理っぽい(HPにはやり方が載っているが、バージョンが変わったのかうまくできなかった)
拡大画面が、画面いっぱいまでなってくれない(ボケのチェックは先にしとかないと)
色調整は、補正ステップを含めやりやすい(ネガ反転まで付いてる)が、その補正量までは裏に印字してくれない
アップロードは早い(縮小して送ってる)、回線が途絶えると低速送信なるものに切り替わるがちっとも低速じゃなくてあまり変わらない

裏の印字は、カメラ名まで出るのが複数使いだとありがたい
肝心の画質だが、無補正とはいえ少しシャープネスはかかってるっぽい(まぁL判だしかけないわけにいかんか)
で色とかは、確かにそのまんま、黒つぶれとかもそのまんまで変に雲の階調が飛んだり日陰が真っ黒になったりもない
ただ、付いてくるサンプルの、グレースケールが結構色が転んでて(例えば白から2、3番目あたりが明らかにべージュ)、どうもヌケの悪い写真だなぁと思ってそのサンプルを当てると、ちょうど2、3番目の明るさだったり
こんなに正直でいいのか、しかし完全にリニアにニュートラルにするってほんとにものすごく難しいんだろうなと想像
逆に、普通の写真屋はそういうのも全部引っくるめて自動補正
昼と夜とでグレースケールの色が変わって見える
カメラ毎のサンプルとりにはベスト

次に、ネガ5本を同プリ+CD600万画素相当で安いところへ。
ところが内4本、DNP100が色調不良でどうやら期限切れのためと判明。赤(シアン)が崩壊、全面ブルーだが青を引いても赤・緑を足してもうまくいかない状況に。
残り1本UXi100はほぼ正常にみえたが、空、池など高輝度部に妙に色がなく、ネガよりISO100であるにもかかわらず脱銀不良が判明。
プリントはコントラストがかなりきつく、花の色飽和や空の白飛びは結構激しい。CDは確かに600万画素相当だったが、強烈にシャープネスを上げた粒々だらけ、L判だから見えないがこんなの四ツ切にでもしたらどこの1600のフィルム?? となりそうなレベル。やたらとほこり多いし。
でも、おそらくこれが今のDPEの一般的な(いやむしろ良心的な)レベルなんだろう。

これまで使ってきたヨドバシ→コダックKJ出しは、このところ全写真をAC+01/ACs+01/ACh+01、すなわちオートコントラスト(全体、シャドウ、ハイライト)全て+01補正の一律ガチガチ処理で、花の景色はみんな白飛びにうんざりしていた。見限って上記の通り。

ここで、ラボでの同プリ処理を見限り、とうとうスキャナ導入を決める。中古のフラットベッドスキャナGT-9400UFを試す。
が3200dpiでも、2400dpiのボヤボヤ拡大でしかなく1200dpiよりは少しマシ、というレベルで実質的に*75~50%程度の能力しかないことがわかる。最初は中古のせいかと考えたが、いろいろ検索して相応の性能で、フラベはこの程度とわかる。
相前後していろいろ検索する中で、デジタル一眼による複写で、フラベを超える性能が出せることがわかり、テレシネ用アダプタ(クローズアップレンズ+フィルムホルダ)を入手、性能を確認する。
が、周辺部の画質に難があり(そもそもアダプタ単独でのぞいても糸巻き型の収差がわかる)、ほぼ一杯まで写せる80mmでなく70/50mm、かつF16まで絞ることにする。
あと、CCD上のほこりが目立ったため、クリーニング実行。
ほこりといえば、当然ながらフラベよりはるかに軽減でき、フィルムヘの付着も少なく済むという大きな利点もある。
ここに至って、前記フローによる処理を当面は行っていくことに決定、その第一段ができた、ということ。