"隔靴掻痒" とはまさにこのこと。
だ・か・ら、経営コンサルタント会社が、建設会社が、法令の範囲を超えて鉄筋量を削減させるメリットがどこにあるのか、何でそういう想像力が存在しないのか。
価格を下げろ、という圧力なんて、ほとんどあらゆる業界、職種で存在するのであって、日常的にもっときつい言いまわしを受けている身にとっては、は?、って感じである。
そういったことが理解できない環境で生きてきた幸せなかたには、鋼板の曲げを設計上工夫して一回減らすと○円下げられる、とか、そういった細かい合理化の積み上げで同じ商品が 3年前、5年前より安くできるようになっている、なんて全く想像の範囲外、なのか。
やれやれ放っといたら勝手に値段が下がると思っている人がこんなにいるとは吃驚だ。
鉄の値段がこの 3年、5年でどれだけ上がっているか、みんな知らないし知ろうともしないし報道もほとんどないんだからしょうがないか。
そんなコスト削減圧力なんてかけたことないよ、っていう人は、とりあえず何でも定価の 3割増で買う生活でも始めてから、ほざいてほしい。
ダイエーが潰れかけたり百貨店が潰れかけたりするのは、実に、消費者一人一人の行動のせいだということ、わかっといたほうがいいと思うよ。
そうすれば、あんなマンションを買った人、恥ずかしくて表に出られないと思うけど。

どうして、あのマンションの住人達が、みんな 30代あたりの夫婦で小さい子供が 1人、2人いる家庭ばかりなのか、思い至らないものなのだろうか。不思議。

何かひさしぶりに、そう、9.11 のこと以来。
基本的に、例えばあのときに戦争を防げるとしたらあなたの決断しかないだから世論に流されず英断を下してほしいとアメリカの大統領にメールした人以外、アメリカを批判する資格などないしそんな人信用しないのだけど、(…日本に、何人いるのだろう、、)
つまりそういうこと。
私のため息はそういう意味である。


そうそう、ALWAYS 三丁目の夕日を観た。東京タワー賛歌。(←違うって)
理解されうるぎりぎりの世代であり、年代だなぁと思う。
その後 昭和 34年に大学に入った人とたまたま話しして、なおさら。
何だか映画館で映画を観るのが久しぶりすぎて、はじまるまで変に緊張した。
でも、良い映画だった。うん。
個人的には、もたいまさこ! すばらしい。
それと、前に ALWAYS を付けろと言った奴、こんなダサダサなタイトルにしやがって、という怒りを込めて、目前 30cm にて懇々と諭したい。



新着。
Dedicated to the Late John Coltrane (ジョン・コルトレーンに捧ぐ) 白石かずこ
むしょうに、あの人の朗読が聴きたくなる。