幻想の日
岡本太郎の父が岡本綺堂というのにも驚いたのだが。
しかし、鏑木清方とその周辺を追いかけていくと、幻想文学系と浮世絵と日本画と、その他諸々の交差点の散策になる。

どうして、the brilliant green の Forever to me をこれだけリピートしつづけられるのか、どうして微妙にうるうるしているのか、清方やコッポラやブライアン・フェリーやラテンアメリカ文学や、その他平常心ではいられない my favorites は、私の頭の中で、心の内で、どう繋がっているのか、とても、謎であって、とけない。
先日から気になっている本があって、それは、脳神経学で解く美術の世界、といった内容なのだが、やっと実物を見つけてざっと読んでみると、フェルメールをしょっぱなにとり挙げていて、なんと無謀な! と思ってしまった。そして最後が確かモネだったりする。本人は美術愛好家でもあると書いていたが、正当言って本質を外している。結局ラマチャンドランを再認識することに。
しかし、エッシャーを観ても脳の認知のありようを推定しようとしたりしている自分を発見して、ラマチャンドランの「脳の中の幽霊」的思考がそろそろ血となり肉となり、の段階まで(?)。

朽ち果てていく残骸たちが、雷に打たれ、一瞬にして繋がるその日、奏でる音楽は、目に映る情景は、清濁を超えて。