カレル橋
カレンダーにプラハのカレル橋の写真が載っていた。思い出した。

先日、日曜画家達の絵画・写真展を見た。
その中に、カレル橋を中心に据えた画があった。
が、欄干にはグレーのぼやけた棒が何本も突っ立っている。

多くの聖人の像を、あんな風にしか描けない、観察眼も認識も知識も感性も持ち合わせていない絵が、悲しさを通り越して許せなかった。


写真の中のカレル橋は、夕暮れの光の中、霞むプラハ城と随分経った飛行機雲の浮かぶ空の前に、居並ぶ聖人たちが美しいシルエットを見せている。