「混然と」
<<インド>>--ヴァラナシ--


正にインドの住宅事情の縮図ような一場面である。

街を歩きながら何気なく上を見上げて撮った一枚である。

黒く汚れた壁は、塗装が剥げているのか、カビが生えているのか分からないが、見るからに汚い。
屋根の一部には、ぺんぺん草が生えている所さえある。

電線が無作為に張り巡らされていて、丸めて放置されている有様である。
線が切れたら、この予備で直ぐに張りかえる為の予備であろうか。

こんな配線状態で、漏電事故は起きないのかと、気になるところである。

所構わず貼ってある広告は、建物の状態には関係なく、貼れる所には貼るといった具合である。

果たして、このビルには住人は居るのであろうか。