さびしんぼう
久しぶりに観ると、さすがに無理はある。
でも、この、青春ものに 別れの曲、ショパンは凄すぎ。
「追いかけたらダメ?」「駄目。」のきっぱりとした潔さ。
それにしても、確かに、着物姿はあまりにも美しい。お母さん。嬉しい。
いささかの記憶と、確かな心の揺れと痛みと、それが映像として定着できたことは大林宣彦マジック。

富田靖子、昔は、天然っぽく見えててインタビューで「結構真剣に役づくりを考えて演技している」と答えていて意外に感じた記憶があるのだけれど、今観ると、うん、確かに本当に考えている。この映画では特に、少々わざとらしくも。
でも、藤田弓子のドリーミーなお母ちゃんぶりが、いい。