さよなら、さよなら ハリウッド
昔、たけしが、TV で言っていたことがある。
監督っていっても、俺が行ったらもう撮影が始まっている。「スタート!」も「カット!」も、俺が言わなくても撮影はすすんでいく。スタッフも、互いに相談し合って勝手にすすめていく。
それで、そうして撮られた映画が、"新しい感覚" だとか "現代の空虚感" がとか評価される。
何なんだ。

エスプリというかウィットというか皮肉の利いたウッディ・アレン、ウッディ・アレンといえば私には "カイロの紫のバラ" なのだが観た記憶はない。それと、ジャズ。サックスだったか? を辞めて映画監督、才人。
"オフ・オフ・ブロードウェイ" って今もあるんだ。
狭いようで広いようで、やっぱり狭い業界、を舞台に、日本では何故か日活、でハリウッド、それもドリーム・ワークス!、で原題は "Hollywood Ending"、って何やってんだウッディ・アレン。
でも笑える。面白い。
でジャズ。神経症。
困った人である。
でもたまには少しだけいてほしい。
しかしこんな人だらけになったら、世界は破滅だ。