「正使登場」
<<日本>>--川越--


朝鮮王朝からの通信使の正使役として、今年登場したのはオペラ歌手として有名なチョン・ウォルソン(田月仙)さんである。

彼女は現在日韓の舞台のみならず、北朝鮮のキム・ジョンウン第一書記の前でも、朝鮮王朝のラスト・クィーン(最後の王妃)の存在を題目にしたオペラの、王妃役を演じた事でも知られている。

日本の大学を卒業して、ソプラノ歌手として成功した彼女は、今後の日韓の友好を深める上でも、格好の役割である事間違いないであろう。

小江戸と呼ばれる川越の蔵造りの街並みを背景に行進する一行の様子は、当時の唐人揃いの雰囲気を現わすのに、ぴったりの雰囲気であるように思える。