「華燭の典」
<<日本>>--川越--


川越氷川会館から、氷川神社祭殿までの間を、静々と進む結婚式の行列。

4月4日は大安の休日とあって、縁結びの神社として知られている氷川神社は、結婚式のラッシュであった。

舟遊びの整理券を手に入れた後、乗船までの間、2.5時間も間が有ったので、境内をぶらついていたら、丁度この行列に遭遇した。

巫女さんを先頭に、笙や横笛などの雅楽に続いて、綿帽子を被った花嫁、羽織袴の新郎、そして親族の行列が続く。

私の従弟も、嘗て此処で結婚式を挙げたものだが、当時私が結婚式の様子を撮った写真は、白黒であった。

今は、高校の先生をしているその従弟も、後数年で定年だと言うから、時の移ろいの速さを、しみじみと感ぜざるを得ない。