「舟遊び②」
<<日本>>--川越--


舟に乗る人、橋上からそれを眺めて写真を撮る人、共に舟遊びの様子を楽しむ人々の光景を、ベストポジションから狙ってみた。

この新河岸川の両脇に咲き誇る桜並木は、世界大戦の時の戦没者を慰霊するために、両川岸に植えられたものだと言う。

それが今は古木となり、平和な日本の春のひと時を、桜狩をする人々に楽しませてくれている。

この舟遊びに乗船するために、我々は10時半から整理券を貰うために並び、整理券をゲット出来たのが12時、更に乗船は3時からとのことで、舟から桜並木を眺めるためには、一方ならぬ苦労を強いられたのであった。

しかし、かねがね一度は川に浮かぶ小舟の上から、この桜並木を眺めて見たいという念願から、意地でも乗船を実現しようと、二人して待ち続けたのであった。

最初に舟遊びを楽しんだ、写真の和服の男女は、どうやら市の特別招待の人々であったようだ。

我々夫婦は、乗船時間を待つまでの間、公民館で開催されている様々な催し物や、氷川神社での大安吉日の結婚式の様子など見て歩き、飽きる事無く時間を過ごしたのであった。