「戦艦ミズーリ号②」
<<ハワイ>>--オアフ島--


巨大戦艦の甲板の光景。

一見鉄の塊のように見える、このミズーリ号の甲板は、全面こうしたチーク材が敷かれている。

木板だと長年風波に晒されると、劣化が激しくメンテナンスが大変なのではないかと思われる。

しかしガイドの説明だと、鉄板だと甲板が濡れると滑りやすいので、艦隊員が甲板で作業するのには、はるかに木板の方が実用的なので、敢て木の板を使用しているのだとの事であった。

館内を見学している時にも、古くなった木板を張り替える作業をしている光景を、見掛けたものである。

板を打ち付けた跡には、乗組員の安全を守るために、丸い木片でその跡をカバーしているのがお分かりいただけるであろう。

こうして今でも、役目を終えた戦艦をメンテナンスして、後世にこの戦争歴史の実態を残していこうと言う作業が行われているのである。