「戦艦ミズーリ号」
<<ハワイ>>--オアフ島--


巨大な40センチ主砲6門を前部甲板から撮影した。

この主砲が一斉に火を噴いたら、どんな事になるのだろうと、想像した。

直径が40センチも有る砲弾が発射されたら、さぞその衝撃も凄いものだろうと、ある疑問をガイドに質問してみた。

これらの主砲は反動砲なのかと・・・

無反動砲とは、発射の瞬間に砲身がバネで伸縮し、発射のショックを和らげる砲身の事である。

ガイドの答えは、その通りであり発射の瞬間に、艦が一時停船したり、傾いたりしないように造られているとのことであった。

日露戦争時代の日本の陸軍の大砲は、反動式ではなかったので、大砲に車輪が付いていて、発射するとその反動で大砲が数メートルも後退する光景を、ニュース映画などでご覧になった方も居るだろう。

けだし、過去の歴史から見て、戦争を機に科学分野での進歩が急速に進歩するのは、皮肉な歴史上の事実であると言えるだろう。