「朝の街④」
<<インド>>--ヴァラナシ--


始動し始めた朝の街は、何処でも活気が有って気持ちの良いものである。

店の前のゴミを箒ではく人、大きなタオルを肩に掛けて何処かに向かう自転車の男性、水を運んでいく人、露店の準備をする人などなど、動きはまちまちだが、朝の準備である事に間違いない。

不思議なのは、ビルの上の方がガランとしていて、人の気配が無い部屋が多いことである。

嘗ては店などが入っていたのが、不景気で空き家になってしまったのだろうか。

そういえば、大きなショッピングセンターで昼食を摂った時も、ビルのあちこちに空き部屋が有り、レストランだけが、営業していたのを思い出したものである。