「深まる秋」
<<日本>--三芳--


我が家からほど近い所に有る多福寺の紅葉の光景。

好天が続く秋の一日、紅葉を求めて訪れた川越藩主だった柳沢吉保が建立した多福寺を訪れた。

多福寺は川越のさつま芋を提供する三芳町三富のイモ街道と呼ばれる通りの一角に有る。

境内の中には広い雑木林を経た先に有る大鐘楼の麓にこの場所が有る。

毎年この鐘楼から、大晦日には煩悩を払う108つの鐘の音が、我が家まで聞こえてくる。

まだまだ今年の暮も先だと思っていたのに、この紅葉の景色を眺めて、コロナ禍に翻弄された今年の暮も、そう先ではないことを実感したのであった。