「病棟からの眺め」
<<日本>>--川越--


6階の整形外科病棟の待合室から眺める、関東平野の景観。

三週間の入院生活は時として退屈であり、持参した携帯電話のカメラで暇潰しに撮影した朝の光景である。

田園地帯に開発された、朝日に輝く住宅街の遠方には、秩父連山が連なっている。

10階建ての病院の窓際全体には、鳩などの糞による鳥害を防ぐためにネットが張られており、ちょっと邪魔な感じがする。

入院手術をする前の週一のブロック注射の治療には、自宅から病院まで27分間の車による通院を実施していたが、今にして思えば懐かしい感じがする。

夜明けが早いこの時期、私が寝ている窓際のベットからは、4時になると明るさが増して来る外の景色が目覚めを促してくれて、自然に眠りから目覚める事が出来たのが有難かった。