「供物」
<<インドネシア>>--バリ島--


祭りの前から、神への供え物を持ってきた人の為に用意された、臨時の供物台。

祭りの当日には用事が有って、供物を持参する事が出来ずに、一足お先に持参したのであろうか。

果物や花を大きな篭に積み重ねる作業は、ウブドの女性の大切な仕事である、と聞いたことがある。

最初にウブドを訪れた時は、丁度満月の夕暮れ時であったのを思い出した。

サロンにクバヤの正装をした女性たちが、満月の朧月夜の中を頭にこれらの供物を載せて、田圃の中を寺院に向かう姿は、正に幻想の世界を見る思いがしたものである。