「吊るし柿」
<<日本>>--松江--


松江城の堀を巡る、堀川巡りに乗船した。

屋形船の渡船場に、干し柿にする柿が吊るしてあった。

逆光の太陽に映えて、オレンジ色の柿が、実に綺麗であり、背景の屋形船を入れて、晩秋の情緒を写してみた。

堀を巡るこの遊覧船は、一周約50分掛るが、我々は松江城の入口で一旦下船して、松江城の天守閣に登り、またそこから船に乗り、元の渡船場で下船したのであった。

偶然であるが、その時も最初に乗った船の女船頭さんと同じ女性であった。

途中沢山の橋が有り、低い橋の下を潜る時は、船の屋根が電動で下がる仕組みになっているのであるが、腰の悪い私には、体を縮めるのにいささか難儀をしたものである。

船頭さんが、時々松江の方言や民謡を披露するのだが、何と彼女の出身が東京の石神井だと言うので、親近感を覚えたのであった。