「銅版画」
<<スペイン>>--クエンカ--


前出した銅像の下の、台座の所に貼られている、街の様子を現した銅版画である。

イタリアなどに貼られている銅版画は、戦争の様子を現したものが多いが、此処クエンカのこの絵は、街の楽しい様子が描かれているので好感が持てる。

多分これは、街で年に一度行われる、牛追い祭りの光景を描いたものだろう。

大聖堂の前に集まる沢山の人々、牛を追い掛ける人、その様子を見る観衆など、実に活き活きと祭りの様子や、街の情景が表現されていて、思わずカメラを向けてしまった。

この大聖堂はかなり歴史が古く、街の中心的存在なのである。