「パール・ハーバー④」
<<ハワイ>>--オアフ島--


戦艦ミズーリ号の主砲に装填する巨大な砲弾群。

戦艦を背景に、この巨大な砲弾をアップで撮ってみた。

この砲弾は、直径が40センチ以上も有る、この砲弾を発砲する爆薬を詰めた筒状の薬莢が脇に並べられている。

この砲弾の着弾距離は約17キロメートルである。

太平洋戦争も終盤の頃、このミズーリ号の主砲は、硫黄島に対する艦砲射撃で火を噴いた。

こんな砲弾が、雨あられと撃ち込まれる島内を守備する日本軍の状況は、どんなだったのかと想像すると、身震いがする。

恐らく着弾時には、かなりの震度の地震の揺れと同時に、轟音がしたことであろう。

当時島の岩穴の壕で守備していた日本兵士の話でも、この砲弾が飛来する時の不気味な飛翔音は、ゾッとするほどの恐怖心であったと回顧している。