「織物工房③」
<<インド>>--サールナート--


若い職人の方が織った布である。

絹を主体にした綺麗な織物のこの生地は、一体何に使うのであろうか。

サリーの生地にも使えそうだが、プリント柄が主流を占める現代のインドでは、余程上流階級の女性で無い限り、こんな高価な生地をサリー用として購入する訳には行かないだろう。

それに柄もちょっと細か過ぎるような感じがする。

この生地の使用目的を彼は説明したのだろうが、撮影に一生懸命だったので、聞き漏らしてしまったのかもしれない。