「織物工房②」
<<インド>>--サールナート--


こちらは、二人居る織物職人の内のベテランの方である。

こんな暗い裸電球の元での作業は、目を悪くするのではないかと思われるが、インド人は目が良いのか、あまり眼鏡を掛けている人を見掛けない。

彼はカメラを向けると、作業の手を休めてカメラのレンズに応えてくれた。

中々意志の強そうな、職人気質の良い顔をしている。

それにしても、こんな粗末な機織機で、どうしてあんなに綺麗な織物が出来るのかと、不思議な感じがしたものである。

次には、その作品の幾つかを紹介しようと思う。