「泥濘の中を」
<<インド>>--ヴァラナシ--


こんな露天商の姿を見ると、思わずご苦労さんと言いたくなる。

泥水を物ともせず、屋台を移動させるのは大変な作業であろう。

この国では、ほとんどの人が靴を履かずに、サンダル履きである事は、あながち暑いからだとは言えず、こんな場面にも対応出来るからであろう。

お陰で、私のウォーキングシューズは泥だらけとなってしまい、ホテルに戻ってから、泥を洗い落とすのに苦労したものである。

生活を取り巻く環境がこんなだから仕方が無いが、それにしてもインドの人々の生活力の逞しさには、目を見張るものが有ると言わざるを得ない。

こうして、毎日生きるための努力が繰り返されているのである。