「修理屋さん」
<<インド>>--ヴァラナシ--


この店は物を売る店ではなく、修理を請け負う店のようである。

店の外で作業をしている少年は、こんな若い時から、家の手伝いをしているのだろうか。

何か部品らしきものをいじっているが、手前のフライパンみたいなものの中には、油が入っているようで、刷毛で油を塗って、滑りを良くするようである。

薄暗い家の中でも、男性が何か作業をしているようだが、電灯も無いこんな暗い家の中で、良く仕事が出来るものだと感心する。

仕事を依頼する方も、される方も、貧しさが感じられるのは拭い去れない。

しかし、日本では使い捨てが当たり前になっている現代に、古いものを大切に修理して長く使おうという、節約観念は、ある意味学ぶべきものが有るような気がする。