「川越祭り②」
<<日本>>--川越--


氷川神社の例大祭の行列は次々と続く。

三種の神器を担ぐ後には天狗が来るが、面白いのは去年までは一本歯の高下駄を履いていたのに、今年は二本歯である。

爺の流れで、矢張り一本歯では、市中を行進するのに疲れるからであろうか。

川越祭りは、360年前江戸時代徳川幕府の北の守りとして、川越城に松平伊豆守が城主となった時に、幕府の安全祈願を願って催行されたとされる。

天狗の後には、つがいの獅子の頭や、笙などで雅楽を奏でる演奏者が続く。

この雅楽の音色は、日本人なら誰でも心に沁みる優雅な調べではないのだろうか。