料亭山家②
川越の料亭「山家」の玄関先の光景。

如何にも古色蒼然とした玄関は、昔の格式の有る日本家屋の様相を彷彿とさせる佇まいである。

我々の来訪をマスク姿で迎える男性は、この料亭を切り盛りする女将の弟さんだと、我々を招待してくれた隣人のお祖母さんから伺った。

綺麗に打ち水をされた玄関の三和土は、爽やかさを感じさせて心地よかった。

約千坪を擁するこの料亭の敷地の中に点在する離れ屋や庭園を管理することの難しさは並大抵ではないことをこの実弟さんから伺って、改めてコロナ禍の中で料亭を維持する厳しさを実感した次第である。

ちなみにコロナ禍により、緊急事態宣言が発出された5月から8月中は、休業を余儀なくされたとのことであった。