「友達」
<<インド>>--アグラ--


アグラに移動中のワゴン車から撮った、インドの子供たちの無邪気な姿。

子供達だけで遊ぶこんな姿は、我々と同じ年代の方には、懐かしさを覚える情景ではないだろうか。

嘗ての日本も、大人たちは生きるための糧を得るために必死で働いていて、子供たちの面倒を見る暇がなかった。


必然的に子供たちは子供達だけの世界で、遊ぶ習慣を身に付いていた。

何もない時代に、子供達だけで色々と工夫して作り上げた遊び事や道具を使って、年上の子が年下の子を守りながら、遊びを教えたものである。

ただし、当時の日本では、この写真のように男の子達と女の子達が一緒になって遊ぶ事は無かった。


「男女七歳にして席を同じゅうせず」という言葉が浸透していたからであり、その点今のインドの方が嘗ての日本より文化的だと言えるだろう。