「エールの交換」


ハロン湾クルージングの最中に出会った、他のクルージング船とすれ違った時の光景。

相手の顔が見える距離まで船が接近した時に、お互いに誰ともなしに、手を挙げたり笑顔で応えるエールの交換となった。

旅の最中には、全く知らない相手でも、国の隔てなくこんな光景を良く目にするものである。


お互いに旅をしているという開放感から、他人であるにもかかわらず、心を許す気持ちになるのであろう。

世界のあちこちで起こっているトラブルや係争も、共通の目的や楽しみが分かち合えれば、諍いに発展する事は無いのではなかろうか…