「電線」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


ホテルのロビーから外の正面を写した光景。

実に想像を絶するような、おびただしい電線の数である。

日本の電柱や電線が、美観を害し、煩わしい光景であると思っても、これほどではない。

余りの電線の数の多さに、電柱がその重さを支え切れず、悲鳴を上げて傾いているようである。

急激な発展を遂げるベトナムの首都ホーチミンでは、電力や通信回線の需要に伴う発展で、これらのインフラ整備が間に合わず、ご覧のような仕儀になってしまったのかもしれない。

昨日の得体の知れない木炭配送車といい、この膨大な電線の数といい、昔報道写真関係の外郭団体に所属していた私は、つい芸術的でない光景にも、カメラを向けてしまう習性が有る。