「今年の春」
<<日本>>--川越--


今日の写真をアップする前に、毎年桜が満開になるこの時期の様子を見に、ちょっとの間川越に行って見た。

例年通り、桜は満開であったが、この日曜日には市による河舟運行や仮設舞台での演芸大会などが開催され、桜見客で賑わうこの川岸も、ご覧のように全く静かであった。

矢張り大震災による自粛ムードが浸透し、静かに桜を愛でる人だけが、訪れているようであった。

喜多院にも行って見たが、花見の宴を張る人たちは沢山居たが、お酒に浮かれてドンチャン騒ぎをするグループは見当たらなかった。

場所は違っても、連日放映される被災地の様子と、時々襲ってくる余震の影響は、日本人特有の共存共栄の一体感が、人々の心の中に浸透しているようである。

私はこの様子を見て、日本人の心根が感じられ、ある種の安堵感を覚えたのであった。